マイナンバーカードは流行る!
これは私の独断と偏見による予測です。
既に5人に1人はマイナンバーカードを持っています。

- でも、マイナンバーカードを作るメリットって何?
- 具体的に、どういったことに使えるの?
こんなギモンにお答えします。
マイナンバーカードへの印象は
とお考えの方が多いのではないでしょうか。
この記事ではマイナンバーカードのメリットを解説します。

ぬくぬくもマイナンバーカードを作成していて、相続や銀行や証券口座開設に役立ちましたよー。
今後も相続や引っ越し、健康保険証など、ライフイベントで役立つサービスの展開が予定されています。
5分くらいで、あなたもマイナンバーカードを持つメリットを実感できますので、ご一読いただけますと幸いです。
マイナンバーカードでできること/できるようになること一覧

マイナンバーカード
もうすでにマイナンバーカードを利用してできることや、今後、できるようになることは次のとおりです。
もう既にできること
- 公的個人認証
- 子育てワンストップ(電子申請)
- 介護ワンストップ(電子申請)
- 死亡・相続ワンストップサービス
- 不動産、商業/法人登記
- 自動車保有関係手続のワンストップサービス
- 法人設立手続きワンストップ
- 就労証明書作成
- 被災者支援制度
- 国家公務員身分証
- 旧氏併記
- コンビニ交付
- 自治体ポイント
- e-Gov電子申請
- マイナポイント
できるようになること
- マイナンバーカードの健康保険証化
- 引っ越しワンストップ
- 従業員の社会保険・税手続きワンストップ
- 特定健診データ閲覧
- 薬剤/医療情報の閲覧・提供
- 自動車検査証の電子化
- マイナンバーカードの処方箋・お薬手帳化
- マイナンバーカードの介護保険証化
- マイナンバーカードの母子健康手帳化
- 郵便局で電子証明書の更新ができるようになる?
- 免許証はマイナンバーカードに統合される!?
- マイナンバーカードの自動車運転免許証化
- マイナンバーカードの機能のスマートフォン搭載
それぞれ細かく見ていきましょう!
!注意!
ここで掲載している公的サービスは、各市区町村によって異なりますので
ご利用の際は必ずご自分の市区町村が対応しているか確認してください。
マイナンバーカードで既にできること15選
既にマイナンバーカードを利用できることを見ていきましょう。
①.公的個人認証

公的個人認証
公的個人認証サービスは、「マイナンバーカード」と「JPKI利用者ソフト」を利用して個人を認証するサービスです。
e-Taxで確定申告や申請用総合ソフトで登記を行ったことがある人にはお馴染みで、
マイナンバーカードが読み取れないときは必ず「JPKI利用者ソフト」でチェックしますよね。
「JPKI利用者ソフト」単体で何かができるわけではありません。
これから挙げるサービスを利用するために必要な基盤的サービスです。
一方、民間利用ではeKYC(電子本人認証)がお馴染みですね。
詳しくはオンライン完結の本人認証で口座開設!eKYCと銀行APIって何?で。
②.子育てワンストップ(電子申請)
- 児童扶養手当の現況届
- 児童扶養手当の認定請求
- 児童手当等の受給資格及び児童手当の額についての認定請求
- 内容変更届
- 受給資格者の申出による学校給食費等の徴収等の変更等の申出
- 児童手当等に係る寄附の申出
- 受給資格者の申出による学校給食費等の徴収等の申出
- 児童手当等の現況届
- 受給事由消滅の届出
- 児童手当等の額の改定の請求及び届出
- 児童手当等に係る寄附変更等の申出
- 未支払の児童手当等の請求
③.介護ワンストップサービス(電子申請)

介護OSS
マイナンバーカードを使って、マイナポータル内にある「ぴったりサービス」で
などの申請ができますが、まだまだ窓口や郵送での手続きが必要です。
よく使う3つと、その他で分けて書いていきます。
ネット銀行しか無い場合ネット銀行だと通帳がないのが不安?セキュリティが不安?大丈夫。心置きなく口座開設しなさい。を参考にスクショを提出します。
- 住所移転後の要介護・要支援認定申請
- 介護保険居宅介護(予防)住宅改修費支給申請
- 要介護・要支援認定の申請 [新規申請]
- 要介護・要支援更新認定の申請[更新申請]
- 要介護・要支援状態区分変更認定の申請
- 被保険者証の再交付申請
- 居宅(介護予防)サービス計画作成(変更)依頼の届出
- 介護保険負担割合証の再交付申請
- 高額介護(予防)サービス費の支給申請
- 介護保険負担限度額認定申請
- 介護保険居宅介護(予防)福祉用具購入費支給申請
④.死亡・相続ワンストップサービス
そこで考えられているのが「死亡・相続ワンストップサービス」です。
我々30代の親世代を見送るにあたって、必須のサービスだと思います。

個人的には一刻も早く実現してほしいサービスのひとつです。
支援ナビとは、今はまだ一部の市区町村でしか導入されていない
「おくやみコーナー(市区町村窓口)」
で市民課総合窓口の1か所だけで市区町村での手続きを終える方法があります。
これだと市区町村窓口へ出向かなければなりませんので、ワンストップサービスが早く始まるといいですね。
⑤.不動産、商業/法人登記

不動産、商業/法人登記
不動産の登記簿謄本(登記事項証明書)の取得や登記などが実施できます。
可能な手続きは次のとおりです。
<登記・供託オンラインシステムで可能な手続き一覧>
手続き分類 | 手続き名 | かんたん証明書請求・ 供託かんたん申請 | 申請用 総合ソフト |
---|---|---|---|
不動産登記関係 | 不動産登記の申請 | × | 〇 |
登記識別情報に関する証明請求 | × | 〇 | |
登記識別情報の失効の申出 | × | 〇 | |
登記識別情報通知・未失効照会 | × | 〇 | |
登記事項証明書等の交付請求 | 〇 | 〇 | |
商業・法人登記関係 | 商業・法人登記の申請 | × | 〇 |
登記事項証明書の交付請求 | 〇 | 〇 | |
印鑑証明書の交付請求 | × | 〇 | |
登記事項の提出 | × | 〇 | |
動産譲渡登記関係 | 動産譲渡登記の申請 | × | 〇 |
登記事項概要証明書の交付請求 | 〇 | 〇 | |
登記事項証明書の交付請求 | × | 〇 | |
概要記録事項証明書の交付請求 | 〇 | 〇 | |
債権譲渡登記関係 | 債権譲渡登記の申請 | × | 〇 |
登記事項概要証明書の交付請求 | 〇 | 〇 | |
登記事項証明書の交付請求 | × | 〇 | |
概要記録事項証明書の交付請求 | 〇 | 〇 | |
成年後見登記関係 | 登記申請(変更の登記) | × | 〇 |
登記申請(終了の登記) | × | 〇 | |
登記事項証明申請 | × | 〇 | |
登記されていないことの証明申請 | × | 〇 | |
供託関係 | 供託申請 | 〇 | 〇 |
供託物払渡請求 | × | 〇 | |
電子公証関係 | 電磁的記録の認証の嘱託 | × | 〇 |
日付情報の付与の請求 | × | 〇 | |
情報の同一性に関する証明の請求 | × | 〇 | |
同一の情報の提供の請求 | × | 〇 | |
執務の中止の請求 | × | 〇 |
詳しい申請方法は
や
で記載してます。
⑥.自動車保有関係手続のワンストップサービス

自動車保有関係手続のワンストップサービス
所有者移転や、亡くなった方の永久抹消などの登録もできます。
- 新車新規登録
- 中古車新規登録
- 移転登録
- 変更登録
- 一時抹消登録
- 永久抹消登録(還付なし)
- 永久抹消登録(還付あり)
- 移転一時抹消登録
- 移転永久抹消登録(還付なし)
- 移転永久抹消登録(還付あり)
- 変更一時抹消登録
- 継続検査
⑧.法人設立手続きワンストップ
⑧.就労証明書作成
⑨.被災者支援制度

被災者支援制度
マイナンバーカードを使ったぴったりサービスで「防災・被災者支援」というカテゴリがあり、罹災証明書などを取得できる。
- 罹災証明書の発行
- 応急仮設住宅の供与
- 応急修理の実施
- 障害物の除去
- 災害弔慰金の支給
- 災害障害見舞金の支給
- 災害援護資金の貸付
⑩.国家公務員身分証

国家公務員身分証
国家公務員の場合、
「マイナンバーカードのカードケース」
に
「ホログラムシール」
を張って身分証としているようです。
ちょうど、私たちがマイナンバーカードの個人番号が隠されたケースを持ってるのと同じような感じでしょうね。
⑪.旧氏併記

旧氏併記
マイナンバーカードの名前で旧姓を併記できます。
結婚などで姓が変わったときの行政や民間手続きが楽になります。
旧姓のアイデンティティを失いたくない!って人にも有用ではないでしょうか。
- 旧姓を証明できる
- 旧姓で印鑑登録が可能で、既に旧姓で印鑑登録済みであれば印鑑証明書が継続利用可能
※新姓と旧姓の印鑑登録のどっちも持つことはできない - 銀行口座などの名義変更で旧姓と新姓の証明書でも利用可能
⑫.コンビニ交付

コンビニ交付
マイナンバーカードを使って、コンビニのキオスク端末やマルチコピー機で公的書類を出力できるサービスです。
ご自分の市区町村でコンビニ交付を受けられるかは
「コンビニ交付(コンビニエンスストア等での住民票等の交付)情報サイト」
で確認できます。
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明
- 各種税証明
- 戸籍
- 戸籍(本籍地)
- 戸籍の附票
- 戸籍の附票(本籍地)
⑬.自治体ポイント

自治体ポイント
自治体ポイントナビで、クレジットカードのポイントやマイレージを「自治体ポイント」に交換して、特産品を購入できるもの。
マイナポイント事業に紐づくマイキーIDを利用します。
2020.4/4時点で有益とは言い難いサービスですが、
「マイキーID」の設定はマイナポイント事業(還元率25%:¥5,000迄)は
明らかに有益ですので、登録しておきましょう。
⑭.e-Gov電子申請

e-Gov電子申請
私がよく記事を作成する際に用いる「e-Gov」ですが、法令だけでなく、電子申請ができます。
e-Govでは「電子納付」の役割が大きいかもしれません。
登記・供託オンラインシステムで登記事項証明書を取得した際、
手数料を納付したときにはこのe-Govの機能を利用して納付します。
(画面は自動遷移するので、わざわざ↓のサイトから探す必要はない)
⑮.マイナポイント
マイナポイントでは、マイナンバーカードで5000円キャッシュバックを受けられます。
詳細についてはキャッシュレス還元・マイナポイントとは?いつから何をすればお得になるの!?で詳しく解説していますので、ご覧ください。
マイナンバーカードでできるようになること
今後、マイナンバーカードでできるようになることが増えていきます。
それぞれ、マイナンバーカードを利用したサービスのロードマップは次のとおりです。
- 2020.5月①通知カード廃止
②マイナンバーカード健康保険証化事前登録申込開始①通知カード発行廃止以後、マイナンバーの通知は「個人番号通知書」という書類に変わります。
②マイナンバーカード健康保険証化事前登録申込開始マイナンバーカードを健康保険証として利用する事前登録の申込が2020.8/7から開始されました。
※2021.3月から実際に利用開始
※2023.3月~全ての医療機関で利用可能を目標詳細をマイナンバーカードの健康保険証化のメリット6つとデメリット1つに記載しています。
- 2020.7月①マイナポイント対象決済サービス設定開始
②自筆証書遺言書保管制度開始①マイナポイント対象決済サービス設定開始マイナポイント対象の決済サービス(電子マネーかQR決済)を1つだけ選択します。
②自筆証書遺言書保管制度開始(7/10~)自筆証書遺言書を遺言書保管所(法務局)で保管してくれる制度が開始されます。
- 2020.9月~
2021.3/31①マイナポイント付与開始①マイナポイント付与開始詳しくはキャッシュレス還元とマイナポイント、いつから何をすればお得になるの!?をご参考に。
- 2020.10月①年末調整のマイナポータル連携①年末調整のマイナポータル連携
マイナポータルから連携開始されることで、年末調整で生命保険料控除証明書等の添付が省略されます。
- 2021.1月①確定申告のマイナポータル連携①確定申告のマイナポータル連携
マイナポータルから連携開始されることで、確定申告でも生命保険料控除証明書等の添付が省略されます。
確定申告書等作成コーナーでは、必要項目が自動入力される仕組みも構築される予定。
- 2020年度
以降順次 - 2021.3月
以降①マイナンバーカードの健康保険証利用開始(一部)
②限度額適用認定証のオンライン資格確認(一部)①マイナンバーカードの健康保険証化(一部)②限度額適用認定証のオンライン資格確認(一部)一部の医療機関で、マイナンバーカードを健康保険証として利用した際、併せてオンラインで「限度額適用認定証」情報を取得して、窓口での負担は限度額までの支払いで済むようになります。
※2023.3月~全ての医療機関で利用可能を目標
要は事前に「限度額適用認定証」の取得が必要無くなります。
使用イメージはこんな感じ。
厚労省 オンライン資格確認の導入について 「全体版資料」より 詳細をマイナンバーカードの健康保険証化のメリット6つとデメリット1つに記載しています。
- 2021年度マイナポータルへの医療費情報連携開始
- 2021.10月確定申告のマイナポータル連携(医療費控除)確定申告のマイナポータル連携(医療費控除)
e-Taxがマイナポータル連携されることで、医療費控除が自動連係入力される。
- 2023.1月
以降自動車検査証の電子化自動車検査証の電子化運転免許証側やマイナンバーカードに付帯されるわけではなく、新たに「車検証カード」ができるようですね。
自動車検査証の電子化に関する検討会:中間とりまとめ(2019.1.18)より 車検証カードは⇩のような形になるようです。
- 2022年度
- 2023年度①マイナンバーカードの処方箋・お薬手帳化
②マイナンバーカードの介護保険証化
③マイナンバーカードの母子健康手帳化
④マイナンバーカードの障がい者手帳化
⑤マイナンバーカードの介護保険証化
⑥マイナンバーカードの健康保険証化
⑦戸籍情報連携システム連携①~⑤各種証・手帳・処方箋・お薬手帳のマイナンバーカード化次のものがマイナンバーカードで管理できるようになります。
- 処方箋・お薬手帳
- 介護保険証
- 母子健康手帳
- 障がい者手帳
- 介護保険証
具体的な内容はまだ決まってませんが、マイナンバーカードで申請や窓口受付ができるようになるでしょう。
⑥マイナンバーカードの健康保険証化2023.3月から、全ての医療機関でマイナンバーカードを全医療機関で利用可能を目標にしています。
この流れで他の証・手帳を取り扱うことになるでしょう。
⑦戸籍情報連携システム連携戸籍事務へのマイナンバー制度が導入されます。
この時期は検証期間。
死亡・相続ワンストップサービスとも関連し、
戸籍や、戸籍収集の簡略化が予定されています。
- 2024年度戸籍情報連携システム連携運用開始戸籍情報連携システム連携運用開始
このころに死亡・相続ワンストップサービスとも関連し、
戸籍や、戸籍収集の簡略化が予定されています。
- 未定マイナンバーカードの自動車運転免許証化
2020年内に工程表がまとめられる予定になっています。
- 未定マイナンバーカードの電子証明書が郵便局で更新可能に?
参考資料>マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ(第3回)事務局説明資料(当面の取組みについて)
マイナンバーカードのメリット【できること15選と今後の予定13選】 まとめ
いかがでしたでしょうか?
マイナンバーカードでできること・できるようになることをまとめると次のとおりです。
もう既にできること
- 公的個人認証
- 子育てワンストップ(電子申請)
- 介護ワンストップ(電子申請)
- 死亡・相続ワンストップサービス
- 不動産、商業/法人登記
- 自動車保有関係手続のワンストップサービス
- 法人設立手続きワンストップ
- 就労証明書作成
- 被災者支援制度
- 国家公務員身分証
- 旧氏併記
- コンビニ交付
- 自治体ポイント
- e-Gov電子申請
- マイナポイント
できるようになること
- マイナンバーカードの健康保険証化
- 引っ越しワンストップ
- 従業員の社会保険・税手続きワンストップ
- 特定健診データ閲覧
- 薬剤/医療情報の閲覧・提供
- 自動車検査証の電子化
- マイナンバーカードの処方箋・お薬手帳化
- マイナンバーカードの介護保険証化
- マイナンバーカードの母子健康手帳化
- 郵便局で電子証明書の更新ができるようになる?
- 免許証はマイナンバーカードに統合される!?
- マイナンバーカードの自動車運転免許証化
- マイナンバーカードの機能のスマートフォン搭載
本記事で挙げたサービスは、マイナンバーカードを利用した民間サービスが入っていません。
公的サービスだけみても、手続きの効率化が見込めます。
公的サービスだけでも、マイナンバーカードで手続きできる一覧が無く
各省庁に散らばっている情報をかき集めなければならないのは
日本特有の縦割り行政が見て取れます。
これから民間サービス、特にインフラ(電気・ガス・水道・銀行など)は
マイナンバーと公的個人認証を利用した効率化サービスが展開されるものと思われます。
随時このページは更新していきます。

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