車検証が電子化!いつから?メリット・デメリットは?

車検証が電子化!いつから?メリット・デメリットは?
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2023年(令和5年)1月4日から、車検の際に交付される従来のA4サイズの車検証は廃止され、新たにICタグ付きの電子車検証(A6+αサイズ)が発行されるようになります。

既に発行された方もいらっしゃいますね。

  • 車検証が電子化したら、車検はどうなるの?
  • 車検証を電子化するメリット・デメリットは?

こんなギモンにお答えします。

本記事をご覧の方は

  • 車検証が電子化したら、車検はどうやって受けるの?
  • 車検証は電子化した方がイイの?

と思っていませんか?

本記事では、車検証の電子化したことによって、我々自動車ユーザーにとってのメリット・デメリットについて解説します。

ぬくぬく
ぬくぬく

ぬくぬくの場合は、2023年6月の車検で電子車検証になる予定ですよー

本記事でわかること
  • 車検証の電子化(ICカード化)はいつから?
  • 「電子車検証」と「旧車検証」の違いは?
  • 車検はどう変わる?
  • 車検証電子化のメリット3つ
  • 車検証電子化のデメリット7つ
  • 車検証閲覧アプリでできる4つのこと
  • 車検証閲覧アプリへのログイン方法3ステップ
この記事を書いた人
ぬくぬく

家族の終活、介護、相続を1世代早く経験した30代サラリーマン。

【終活・介護・相続】
 ここ5年ほど、祖父の「終活」「介護」「相続」に取り組んできました。
 艱難辛苦した経験を書いています。

【投資・資産運用】
 2019年6月の老後2000万問題から、投資・資産運用を開始。
 家計の見直しで1年間で400万円貯めました!
 「米国ETF」と「全世界投資」でハイブリッド運用中!

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5分くらいで、車検証を電子化するメリット・デメリットが分かりますので、ご一読いただけますと幸いです。

目次
  1. 車検証の電子化(ICカード化)はいつから?
    1. 電子車検証は「2023年1月4日以降」の車検から発行開始!
    2. 紙の車検証発行は2023年1月3日に終了。以後3年間、紙での確認は「自動車検査証記録事項」で確認。
    3. 軽自動車は2024年(令和6年)1月から
  2. 「電子車検証」と「旧車検証」の違いは?
    1. サイズの違い
    2. 「電子車検証」と「旧車検証」の印字内容の違い
    3. 「電子車検証」のICタグ通信規格
  3. 車検はどう変わる?
    1. 結論:自動車ユーザーとしてはあまり変わらない
    2. 車検を受けるときは、新車検証を提示する
    3. 車検証を運輸局へ取りに行っている場合、不要になる
  4. 車検証電子化のメリット3つ
    1. メリット①:車検証閲覧アプリで車検証情報を確認できる
    2. メリット②:車検証を運輸局へ取りに行く必要が無くなる
    3. メリット③:車検証発行までの時間が短縮される
  5. 車検証電子化のデメリット7つ
    1. デメリット①:車検を受けるには新車検証の提示が必要なのは変わらない
    2. デメリット②:車検を受ける以外に車検証の電子化はできない
    3. デメリット③:「車検証閲覧アプリ」は、PCやスマホの機種変更したら再登録が必要
    4. デメリット④:サイズがA6+αで財布には入らない
    5. デメリット⑤:車検証の有効期限をアプリでしか確認できない
    6. デメリット⑥:2023年1月1日から車検の手数料が100円上がる
    7. デメリット⑦:車検証閲覧アプリは毎回ICタグの読み取りが必要
  6. 車検証閲覧アプリでできる4つのこと
    1. ①車検証の情報を確認できる
    2. ②車検証情報を「自動車検査証記録事項」としてPDFをダウンロードできる
    3. ③リコール情報を確認できる
    4. ④車検証の有効期限が満了する日の60日前・30日前・1日後の3回、通知される
  7. 車検証閲覧アプリへのログイン方法3ステップ
    1. ステップ①:車検証閲覧アプリをインストール
    2. ステップ②:車検証閲覧アプリで電子化車検証の「セキュリティコード」を入力
    3. ステップ③:電子化車検証のICタグを読み取る
  8. 車検証とマイナンバーカードは一体化できないの?
  9. さいごに:自動車ユーザーにメリット無し!手間もお金の負担も増えるだけ。
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車検証の電子化(ICカード化)はいつから?

電子車検証サンプル
電子車検証サンプル

2023年(令和5年)1月より、車検証は

  • ICタグが埋め込まれる
  • サイズがA6+α(概ね新書に違いサイズ)に変わる

となり、「電子車検証」として発行が開始されます。

したがって、車検証の電子化(ICカード化)といっても、紙の車検証が無くなるわけではありません。

電子車検証は「2023年1月4日以降」の車検から発行開始!

電子車検証「2023年1月4日」開始
電子車検証「2023年(令和5年)1月4日」開始

電子車検証は、2023年(令和5年)1月4日()以降の車検分から発行されるようになります。

いつから車検証が電子化されますか。
2023年1月4日以降に新規登録や継続検査等、従来であれば紙の車検証が新しく発行される手続きを行った車両について電子車検証が発行されます。

国土交通省「電子車検証特設サイト」よくあるご質問より

紙の車検証発行は2023年1月3日に終了。以後3年間、紙での確認は「自動車検査証記録事項」で確認。

電子車検証の発行が開始されることにより、今までの紙の車検証は、2023年(令和5年)1月3日(火)に発行を終了します。

2023年1月4日以降に従来の紙の車検証を発行してもらうことはできますか。
電子車検証の発行対象となる手続きにおいて従来の紙の車検証を発行することはできません

国土交通省「電子車検証特設サイト」よくあるご質問より

車検証情報は、今までの紙の車検証から変わって、「車検証閲覧アプリ(PC/スマホ)」で確認することになります。

ただし、最低3年間(2026年(令和8年)1月まで)は、別途発行される「自動車検査証記録事項」で確認できます。

スマホやPCを持っていませんが、ICタグの情報をどのように確認すればいいですか。
制度開始から最低3年間は従来の車検証と同等の情報が記載されている「自動車検査証記録事項」をお渡しするのでそちらをご確認ください。

国土交通省「電子車検証特設サイト」よくあるご質問より

軽自動車は2024年(令和6年)1月から

軽自動車の電子車検証は「2024年(令和6年)1月」開始予定
軽自動車の電子車検証は「2024年(令和6年)1月」開始予定

軽自動車の車検証については、2024年(令和6年)1月より、電子車検証に切り替わる予定。

検査対象軽自動車の車検証に関しては、1年後の令和6年1月より交付していきます。

国土交通省「道路運送車両法施行規則等の改正について」の別紙より
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「電子車検証」と「旧車検証」の違いは?

電子車検証サンプル
国土交通省「電子車検証特設サイト」の「車検証電子化告知リーフレット(PDF)」より

上の画像は「電子車検証」ですが、一見、あまり変わらないように見えますよね。

では、「電子車検証」と「旧車検証」の違いについて解説していきましょう。

サイズの違い

電子車検証と旧車検証のサイズの違い
電子車検証と旧車検証のサイズの違い
旧車検証2023年(令和5年)1月4日からの電子車検証
サイズA4
(210mm×297mm)
A6+α
(105mm×177.8mm)
※新書に近いサイズ感
「電子車検証」と「旧車検証」のサイズ比較

「電子車検証」のサイズは、A6(縦105mm×横148mm)よりも少し横が長く「縦105mm×横177.8mm」です。

新書のサイズが「103mm×182mm」なので、概ね同じくらいのサイズ感ですので、旧車検証より一回り小さくなっています。

※「旧車検証」のサイズは「A4(縦210mm×横297mm)」でした。

しかし、小さくなり、ICタグが埋め込まれるからと言って、クレジットカードと同じとはいかないようです。

残念ながら、財布に入れよう、と思っても入りません

「電子車検証」と「旧車検証」の印字内容の違い

「電子車検証」と「旧車検証」で印刷されている内容が若干異なります。詳しくは次の表のとおり。

車検証記載内容アクアの例車検証電子車検証
ICタグ無しあり
自動車登録番号
又は
車両番号
宇都宮 123 あ 1234
登録年月日
交付年月日
平成27年4月6日×
初度登録年月平成24年9月
自動車の種別・用途小型 乗用
自家用・事業用の別自家用
車体の形状箱型
車名トヨタ
乗車定員5人
最大積載量
車両重量1090kg
車両総重量1365kg
車台番号NHP10-1234567
長さ・幅399cm 169cm
高さ144cm
前前軸重680kg
前後軸重
後前軸重
後後軸重410kg
型式DAA-NHP10
原動機の型式INZ-1LM
総排気量
又は
定格出力
1.49L
燃料の種類ガソリン
型式指定番号12345
類別区分番号1234
所有者の氏名
又は
名称
○○○株式会社×
※ICタグに記録
所有者の住所○○県○○市1-2-3×
※ICタグに記録
使用者の氏名
又は
名称
ぬくぬく
使用者の住所○○県○○市5-6-7×
※ICタグに記録
仕様の本拠の位置***×
※ICタグに記録
有効期間の満了する日令和5年6月13日×
※ICタグに記録
備考
車両識別符号(車両ID)×
「旧車検証」と「電子車検証」の印字内容の違い一覧

小さくなっても、印刷される項目に大きな違いはありませんが、電子車検証には

  • ICタグが追加
  • 車両識別符号(車両ID)が追加
  • 有効期限が印刷されない
  • 所有者の氏名・住所が印刷されない
  • 使用者の住所が印刷されない

と、細かな点で変わっています。

中でも「有効期限」が印刷されなくなったことで、自動車保険や会社への通勤手当支給申請などの手続きも変更になることでしょう。

なお、車両識別符号(車両ID)は、車に割り振られる一意の番号のことです。

「電子車検証」のICタグ通信規格

「電子車検証」のICタグの通信規格は「ISO/IEC14443 TypeA」です。

  • e-Taxなどでも利用できるICカードリーダー
  • NFC機能が利用できるスマートフォン

があれば、電子車検証を読み取りできます。

事業者名確認機種
(株)アイ・オー・データ機器USB-NFC4
AB Circle Japan(株)CIR315A-02
CIR315B-02
CIR415A-01
NTTコミュニケーションズ(株)uTrust4701F
エレコム(株)MR-ICA001BK
(株)サーランド・アイエヌイーDragon
DE-ABCM6
サンワサプライ(株)ADR-MNICU3
ジーエルソリューションズ(株)XR08U-TI:卓上型
TM12-U-P/S:基板形状
ソニー(株)RC-S300/S
RC-S380/S
RC-S300
(株)DNPアイディーシステムNFCリーダー(ICリーダーライター)
IDドキュメントリーダー(ID-SR1)
富士フイルムイメージングシステムズ(株)ICT-3192シリーズ
ICT-3201U-A
マクセル(株)M-1850S
N1850S-NS(2022年11月発売予定)

M-1850SX
マミヤ・オーピー・ネクオス(株)MRT-100
国土交通省 電子車検証特設サイト「電子車検証対応ICタグリーダー一覧」より

車検はどう変わる?

電子車検証発行後(2023年1月4日以降)の車検の流れ
国土交通省「電子車検証特設サイト」の「電子車検証について」より

2023年1月4日から電子車検証に変わることで、我々車ユーザーの車検は何か変わるのでしょうか?

結論:自動車ユーザーとしてはあまり変わらない

2023年1月4日以降に車検をしたら、「紙の車検証(ICタグつき)」が発行されます。
残念ながら、デジタルな車検証ではありません。

したがって、電子車検証に変わっても、ディーラーなどへ車検を依頼している場合、ユーザーとしてはあまり変わりません

発行された電子車検証を車検の依頼先に渡して、ICタグの中身(有効期限)が書き換わって戻ってくるだけです。

ユーザーとしては、何かの手続きが簡略化されることはありません。むしろ、車検が終わった後、車検証を郵送してもらっていた人は、運用ルールによっては、郵送で受け取れなくなるかもしれません。

車検を受けるときは、新車検証を提示する

電子車検証になっても、車検を受けるときは「物理的なICタグ付き車検証」を提示する必要があります。

車検証を運輸局へ取りに行っている場合、不要になる

もしユーザー車検を受けていたりなど、車検の度に運輸局へ車検証を取りに行っている場合、車検証の記載事項(住所など)に変更が無ければ、車検後、運輸局へ新しい車検証を取りに行く必要が無くなるようです。

車検証電子化のメリット3つ

では、車検証を電子化するメリットは何なのでしょうか?3点ご紹介いたします。

メリット①:車検証閲覧アプリで車検証情報を確認できる

車検証閲覧アプリで車検証情報を確認
国土交通省「電子車検証特設サイト」の「車検証閲覧アプリについて」より

車検証電子化のメリット1つ目は、車検証閲覧アプリ」で、車検証の情報を確認できることです。

しかし、わざわざ車検証を見なくても、車検証閲覧アプリで「電子車検証に記載されたセキュリティコード」を入力するだけで、PCやスマートフォンで車検証の情報を確認できます。

メリット②:車検証を運輸局へ取りに行く必要が無くなる

車検証電子化のメリット2つ目は、車検証を運輸局へ取りに行く必要が無くなることです。

ただし、ディーラーなどに車検を依頼している場合、あまり関係ありません。

メリット③:車検証発行までの時間が短縮される

車検証電子化のメリット3つ目は、車検証発行までの時間が短縮される予定です。

とはいえ、車検証を終えたら「車検の仮シール(保安基準適合標章)」を付けておけば問題なく運転できますし、車検証発行時間が短縮されたことで、我々自動車ユーザーが得られるメリットは大きくないでしょう。

車検証電子化のデメリット7つ

では、車検証電子化のデメリットは何なのでしょうか?まとめると次のとおりです。

デメリット①:車検を受けるには新車検証の提示が必要なのは変わらない

車検証電子化のデメリット1つ目は、結局、車検を受けるには電子車検証を、車検の依頼先へ提示が必要です。

デメリット②:車検を受ける以外に車検証の電子化はできない

車検証電子化のデメリット2つ目は、電子車検証は、2023年(令和5年)1月4日以降に車検を受けたときにしか、発行できません

したがって、車検前に電子車検証は発行して貰えません。

車検の時期はまだ先ですが、電子車検証を発行してもらうことはできますか。
電子車検証の発行対象となる手続き以外で電子車検証を発行することはできません。

国土交通省「電子車検証特設サイト」よくあるご質問より

デメリット③:「車検証閲覧アプリ」は、PCやスマホの機種変更したら再登録が必要

車検証電子化のデメリット3つ目は、パソコンやスマートフォンの機種変更をしたら、車検証閲覧アプリの再インストールおよび再登録が必要なことです。

車検証閲覧アプリの情報は引き継がれないため、PCを買い替えたり、スマートフォンの機種変更を行った場合、再インストールおよび電子車検証の読み取りが必要です。

デメリット④:サイズがA6+αで財布には入らない

車検証電子化のデメリット4つ目は、電子車検証になってもA6+αサイズなので、財布などに入れて携帯はできないことです。

基本的には車のグローブボックス(助手席の前にある収納スペースのこと)に入れているので、継続することでしょう。

ICタグがあるので、夏場の高温で破損しないか心配ですが…

デメリット⑤:車検証の有効期限をアプリでしか確認できない

車検証電子化のデメリット5つ目は、車検証の有効期限が「車検証閲覧アプリ」でしか確認できなくなることです。

もし、車通勤の申請や、通勤手当支給の申請で車検証の有効期限もチェックされるなら、電子車検証のコピーは利用できません。

車検証閲覧アプリをインストール・ログインして、「自動車検査証記録事項」のPDFをダウンロード・印刷して提出する必要があります。

良くて、車検証閲覧アプリで、有効期限が見える画面のスクリーンショットを取って提出することになるでしょう。

単純に手間が増えます。

デメリット⑥:2023年1月1日から車検の手数料が100円上がる

2023年1月1日からの車検にかかる手数料
国土交通省★車検手続きのデジタル化のお知らせ【手数料変更】(令和5年1月施行)」より

車検証電子化のデメリット6つ目は、車検証電子化に伴うシステム管理費用などを理由に、2023年1月1日から車検の手数料が100円上がることです。

マイナンバーカードの健康保険証化であれだけもめたのに、反省の色は無いようです。

デメリット⑦:車検証閲覧アプリは毎回ICタグの読み取りが必要

車検証電子化のデメリット7つ目は、車検証検証アプリへログインして車検情報を確認するには、毎回、紙の車検証を車検証閲覧アプリへ読み込ませてログインして確認が必要なことです。

甚だ面倒です。

電子車検証が発行されたら、

いずれか、自分がかんたんに車検情報を確認できるような対応をしておきましょう!

車検証閲覧アプリでできる4つのこと

では、車検証閲覧アプリでできるのは何でしょうか?次の4つを紹介します。

①車検証の情報を確認できる

車検証閲覧アプリでできること1つ目は、車検証の情報を、パソコンやスマートフォンアプリで確認できます。

パソコン
パソコンでの車検情報確認

車検証閲覧アプリで車検証情報を確認(PC)
車検証閲覧アプリで車検証情報を確認(PC)

スマホ
スマートフォンでの車検情報確認

車検証閲覧アプリで車検証情報を確認(スマートフォン)
車検証閲覧アプリで車検証情報を確認(スマートフォン)

車検証閲覧アプリが公開されるのは「2023年1月」予定になっています。

ちなみに、動作環境は以下のとおり。

ハード対象環境その他必要なもの
パソコンWindows 10  バージョン21H1,21H2
Windows 11 バージョン21H2
ICカードリーダ
スマートフォンiOS 14,15
Android 9,10,11,12
NFC対応であること
車検証閲覧アプリが動作する環境

参考リンク国土交通省「電子車検証特設サイト」の「車検証閲覧アプリについて」より

②車検証情報を「自動車検査証記録事項」としてPDFをダウンロードできる

車検証閲覧アプリでできること2つ目は、紙の受給者証の代わりとなる「自動車検査証記録事項」を、PDFなどでダウンロードできます。

車検証閲覧アプリで自動車検査証記録事項を確認
国土交通省「電子車検証特設サイト」>「車検証閲覧アプリ」>「サンプルファイル(PDF)」より

自動車保険の契約などでは、本資料を使って契約していくことになるでしょう。

ただし、スマートフォンでは、一部ファイル形式が制限されているので、対応ファイルは以下の表を参照してください。

ダウンロードできる
「自動車検査証記録事項」
のファイル形式
パソコン
PCからアプリログイン
スマホ
スマートフォンからアプリログイン
PDF形式
CSV形式×
JSON形式×
XML形式×
車検証閲覧アプリで、端末別にダウンロードできる「自動車検査証記録事項」のファイル形式一覧

③リコール情報を確認できる

車検証閲覧アプリでできること3つ目は、車のリコール情報を確認できることです。

パソコン
パソコンでのリコール確認

車検証閲覧アプリでリコール情報を確認(パソコン)
⇧クリックで拡大⇧

スマホ
スマートフォンでのリコール確認

車検証閲覧アプリでリコール情報を確認(スマホ)
⇧クリックで拡大⇧

④車検証の有効期限が満了する日の60日前・30日前・1日後の3回、通知される

車検証閲覧アプリで有効期限通知
国土交通省「電子車検証特設サイト」>「車検証閲覧アプリ」より

車検証閲覧アプリでできること4つ目は、車検証の有効期限前にお知らせしてくれます。

具体的には、車検証の有効期間の満了する日の

  • 60日前
  • 30日前
  • 1日後

の3回のタイミングで、スマートフォンの車検証閲覧アプリに通知が届きます。

車検証閲覧アプリへのログイン方法3ステップ

車検証閲覧アプリへのログイン方法は、次の3ステップで可能です。

ステップ①:車検証閲覧アプリをインストール

車検証閲覧アプリへのログインのステップ①では、車検証閲覧アプリをインストールします。

パソコン
パソコン

Microsoftアプリストアで「電子車検証」がインストールできる
Microsoftアプリストアで「電子車検証」で検索すると「電子車検証アプリ」が表示されるのでインストールします。

スマホ
スマートフォン

車検証閲覧アプリ

車検証閲覧アプリ

国土交通省自動車局無料posted withアプリーチ

パソコン側は、2022年12月21日時点でMicrosoftアプリストアに「電子車検証アプリ」が公開されています。(2022年12月28日17時~2023年1月4日8時50分はメンテナンス予定)

スマートフォンアプリ側も既に公開されています。

ステップ②:車検証閲覧アプリで電子化車検証の「セキュリティコード」を入力

車検証閲覧アプリへのログインのステップ②では、車検証閲覧アプリで、電子車検証右下にある「セキュリティコード」を入力します。

パソコン
パソコン

電子車検証アプリ起動画面(パソコン)
電子車検証アプリ起動画面で、「読取開始」ボタンをクリック

電子車検証アプリでセキュリティコードを入力(パソコン)
セキュリティコード入力画面が表示されるので、電子車検証右下のセキュリティコードを入力する

スマホ
スマートフォン

電子車検証アプリ起動画面(スマートフォン)
電子車検証アプリを起動して「読取開始」ボタンをタップ

電子車検証アプリでセキュリティコードを入力(スマートフォン)
セキュリティコード入力画面が表示されるので、電子車検証右下のセキュリティコードを入力する

Q
電子車検証のセキュリティコードはどこで確認できる?
A

電子車検証の右下にある4桁の数字がセキュリティコードです。

電子車検証サンプル
電子車検証右下にセキュリティコードがある

ステップ③:電子化車検証のICタグを読み取る

車検証閲覧アプリへのログインのステップ③では、車検証閲覧アプリで、電子車検証の右側にあるICタグをICカードリーダーまたはスマートフォンで読み取ります。

パソコン
パソコン

電子車検証読み取り準備画面
読み取り準備画面が出ます

電子車検証の読み取り(パソコン)
電子車検証のICタグ部分をICカードリーダーで読み取ります。

電子車検証アプリ(パソコン)へのログイン完了
電子車検証アプリ(パソコン)へのログイン完了

スマホ
スマートフォン

電子車検証読み取り準備画面
読み取り準備画面が出ます

電子車検証の読み取り(スマートフォン)
電子車検証のICタグ部分をNFC対応のスマートフォンで読み取ります。

電子車検証アプリ(スマートフォン)へのログイン完了
電子車検証アプリ(スマートフォン)へのログイン完了

以上でログイン完了です。

車検証とマイナンバーカードは一体化できないの?

マイナンバーカードは、健康保険証と一体化され、今後は運転免許証などとも一体化予定です。

では、車検証とマイナンバーカードは一体化できないのでしょうか?

残念ながら難しいでしょう。

なぜなら車検証は、「人」に付随するものでなく「車両」に付随するものだからです。

例えば、車検証をマイナンバーカードと一体化した場合、

  • レンタカー
  • 社有車

などはどのように扱えるでしょうか。

社有車で営業中に検問を受けたり、事故に遭って車検証を確認されたりした場合、自分のマイナンバーカードには、社有車の車検証情報は記録されていません。
結果、車検証不携帯となってしまいます。

したがって、マイナンバーカードへの車検証搭載は難しいでしょう。

さいごに:自動車ユーザーにメリット無し!手間もお金の負担も増えるだけ。

車検証の電子化について、メリット・デメリットについて解説してきました。

個人的な感想としては、

  • 電子車検証と言っても、デジタルな車検証じゃなく、結局「紙」の車検証が残る
  • しかも財布に入らない別サイズのカードがひとつ追加されるので、邪魔
  • 結局、車検証は車のダッシュボードに入れっぱなし
  • 放置したときICチップが劣化または熱で破損して、3年間持たないのではないのでは?と危惧
  • 車検閲覧アプリのログインに、毎回、紙の電子車検証のICタグを読み込ませる必要があり手間

となっており、なんらメリットを感じません。

せっかく健康保険証運転免許証がマイナンバーカードに一体化されるので、私有車は車検証もマイナンバーカードに一体化して欲しいところですね。

レンタカーや社有車などは、せっかく車両単位で一意の番号を振るのであれば、”車両版マイナンバー”として「車両識別符号(車両ID)」を利用すれば、何とかできそうなものですが…

以上、ご参考になれば幸いです。

雑記
この記事を書いた人
ぬくぬく

家族の終活、介護、相続を1世代早く経験した30代サラリーマン。

【終活・介護・相続】
 ここ5年ほど、祖父の「終活」「介護」「相続」に取り組んできました。
 艱難辛苦した経験を書いています。

【投資・資産運用】
 2019年6月の老後2000万問題から、投資・資産運用を開始。
 家計の見直しで1年間で400万円貯めました!
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