投資を始めるときに「つみたてNISA」か「一般NISA」か散々悩みましたよね。

- 「つみたてNISA」と「一般NISA」どっちがいい?
- 「つみたてNISA」から「一般NISA」へ変えたい。
- 「一般NISA」から「つみたてNISA」へ変えたい。
- 高配当株投資を始めたけど、配当金にかかる税金が気がかり
- 「新NISA」ってどうなるの?
こんなお悩みにお答えします。
「つみたてNISA」「一般NISA」に加えて2024年からの「新NISA(仮)」など、一度選択したNISA口座は変更できるのか、変更する場合の注意すべき点が複雑で迷いますよね?
という方が多いのではないでしょうか。
この記事では「新NISA(仮)」を勘案した「つみたてNISA」「一般NISA」についてのお悩みを解決します。

ぬくぬくは今「つみたてNISA」で運用してるけど、来年から「一般NISA」に勘定変更しますよー
5分くらいで、「つみたてNISA」「一般NISA(新NISA)」の勘定(区分)変更を行うかどうかの判断ができますので、ご一読いただけますと幸いです。
実際に私が区分変更した流れはSBI証券で「つみたてNISA」から「一般NISA」に区分変更してみた!で解説していますので是非ご覧ください。
- 「つみたてNISA」と「一般NISA」、「新NISA(仮)」とは?
- 2024年から始まる新NISAと制度継続するつみたてNISA
- つみたてNISA⇔一般NISAの勘定(区分)変更で注意すべき13点
- ❶つみたてNISA・一般NISA(新NISA)口座開設の注意点2つ
- ❷一般NISA(新NISA)のロールオーバーの注意点4つ
- ❸配当金にかかる税金と確定申告の注意点3つ
- ❹つみたてNISA⇔一般NISA(新NISA)を勘定変更の注意点4つ
- つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更手続き方法
- SBI証券は定期買付「NISA枠ぎりぎりで買付を止める」「NISA枠を超えたら課税口座で買う」が設定できる
- つみたてNISAから一般NISAを経由して新NISAへ移行すると非課税枠が1000円を超える
- 最近疑義が出てきた米国ETFの「インカムゲイン」
- さいごに(ぬくぬくの出口戦略)
「つみたてNISA」と「一般NISA」、「新NISA(仮)」とは?
NISA(ニーサ:Nippon Individual Savings Account)の略称で、少額投資非課税制度のことです。
NISAの種類と目的は次のとおり。
つみたてNISA・一般NISA・新NISA(仮)の特徴を一覧表にしたものは次のとおりです。
つみたてNISA | 一般NISA | 新NISA(仮) | |
---|---|---|---|
非課税投資枠 | 40万円/年 | 120万円/年 | 122万円/年 |
非課税期間 | 最長20年間 | 最長5年間 | 最長5年間 |
口座開設期間 | 2042年まで | 2023年まで | 2024年~2028年まで |
非課税投資総額 | 最大800万円 | 最大600万円 | 最大610万円 ※2階部分:112万円/年 ※1階部分:20万円/年 |
対象商品 | 投資信託 | 上場株式 投資信託等 | 2階部分:上場株式 投資信託等 1階部分:投資信託 |
ロールオーバー (新たな非課税枠への移管) | 無し | あり | あり |
つみたてNISAと一般NISA、新NISAの非課税投資枠や非課税投資期間をわかりやすく図にすると次のとおりです。
つみたてNISAの非課税投資枠(最大800万円)

一般NISAの非課税投資枠(最大600万円)

2024年から始まる新NISAと制度継続するつみたてNISA
今まで「NISA(一般NISA)」と呼ばれていた非課税口座は2023年で終了し、
2024年からは「新NISA」が始まります。
「つみたてNISA」は、2037年まで口座開設可能でしたが、
期間が拡張され、2042年まで(5年延長)口座開設可能になります。
2024年から始まる「新NISA」と、拡張後の「つみたてNISA」の詳細は画像のとおりです。

ここまではよくご存知の方も多いでしょう。それでは本題に入ります。
つみたてNISA⇔一般NISAの勘定(区分)変更で注意すべき13点
つみたてNISA⇔一般NISA(新NISA)を変更するにあたって、それぞれの特徴・制限があることから、勘定変更で注意すべき点があります。
大きく分けて注意すべき点が4種類あります。
❶つみたてNISA・一般NISA(新NISA)口座開設の注意点2つ
つみたてNISA・一般NISAの口座開設にあたっての注意点は2つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
❶-1.「つみたてNISA」「一般NISA(新NISA)」勘定は年ごとに管理されている

「つみたてNISA」「一般NISA(新NISA)口座」の勘定の口座どちらか1つの口座を、
1つの金融機関でしか作成できません。
しかし、NISA口座は、各年ごとに勘定口座として管理されているので、
年ごとに「つみたてNISA」と「一般NISA」を切り替えられます。
たとえば
NISA口座は、同一年において1人1口座(1金融機関)しか開設できません。
一般NISA・つみたてNISAの口座開設は、金融機関を変更した場合を除き、
1人につき1口座に限られ、複数の金融機関には申し込みできません。
金融機関を変更して、複数の金融機関でNISA・つみたてNISAの口座を開設した場合は、各年において1つの口座でしか取引できません。
❶-2「つみたてNISA」⇔「一般NISA」間で株や投信の移管はできない

「一般NISA」の商品を「つみたてNISA」へ
「つみたてNISA」の商品を「一般NISA」へ
移管できません。
❷一般NISA(新NISA)のロールオーバーの注意点4つ
一般NISA(新NISA)のロールオーバーの注意点は4つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
そもそもロールオーバーとは?

ロールオーバーとは、各年の5年非課税期間が終了したときに、NISAで保有している金融商品を翌年(6年目)の非課税投資枠に移行(移管)することです。
ロールオーバー可能な金額に上限はないので、時価が120万円を超過している場合も、そのすべてを翌年の非課税投資枠に移せます。
ロールオーバーした金額は、12月の最終営業日の時価で、翌年の非課税枠で新規投資できる額は少なくなります。
❷-1.一般NISAからつみたてNISAへ勘定変更すると一般NISAで既に保有している商品のロールオーバーができない
➡❷-1.一般NISAからつみたてNISAへ勘定変更すると一般NISAで既に保有している商品のロールオーバーができない
❷-2.別の証券会社のNISA口座へロールオーバーできない
❷-3.NISAからつみたてNISAへのロールオーバーできない
❷-4.一般NISAから新NISAへのロールオーバーは複雑だけど可能

一般NISAからつみたてNISAへ勘定変更すると一般NISAで既に保有している商品のロールオーバーができません。
一般NISAで保有していた商品をロールオーバーしたい場合、つみたてNISAから一般NISAへ勘定変更をすることで、ロールオーバーできます。
なお、ロールオーバーしなくても、最初の5年間の非課税期間中であれば、配当金、分配金や売買益等は非課税のままです。
❷-2.別の証券会社の一般NISA(新NISA)口座へロールオーバーできない
❷-1.一般NISAからつみたてNISAへ勘定変更すると一般NISAで既に保有している商品のロールオーバーができない
➡❷-2.別の証券会社のNISA口座へロールオーバーできない
❷-3.NISAからつみたてNISAへのロールオーバーできない
❷-4.一般NISAから新NISAへのロールオーバーは複雑だけど可能
NISA勘定口座は、各年ごとに管理しており、ひとつの証券会社での管理になるため、別の証券会社に”受け”となる同一年のNISA勘定口座を作れないため、ロールオーバーできません。
別の証券会社へ一般NISA(新NISA)口座を移管してからであれば、ロールオーバーできます。
❷-3.一般NISA⇔つみたてNISAへロールオーバーはできない
❷-1.一般NISAからつみたてNISAへ勘定変更すると一般NISAで既に保有している商品のロールオーバーができない
❷-2.別の証券会社のNISA口座へロールオーバーできない
➡❷-3.NISAからつみたてNISAへのロールオーバーできない
❷-4.一般NISAから新NISAへのロールオーバーは複雑だけど可能

ロールオーバーは「非課税投資枠に移行(移管)する」行為ですので、先に記載した通り、別勘定口座間でのロールオーバーはできません。
❷-4.一般NISAから新NISAへのロールオーバーは複雑だけど可能
❷-1.一般NISAからつみたてNISAへ勘定変更すると一般NISAで既に保有している商品のロールオーバーができない
❷-2.別の証券会社のNISA口座へロールオーバーできない
❷-3.NISAからつみたてNISAへのロールオーバーできない
➡❷-4.一般NISAから新NISAへのロールオーバーは複雑だけど可能

2024年から始まる新NISAですが、金融庁の公表文書によると「一般NISA」から「新NISA」へロールオーバーできます。
一般NISAから新NISAへのロールオーバー
(出典)金融庁 新しいNISA制度の概要と改正の狙い より
5年間の非課税期間終了時において、一般NISA内全額を新NISAにロールオーバーをすることが可能(時価ベース)
ロールオーバーの優先順
新NISAの2階部分:102万円の枠を先に利用
新NISAの1階部分:2階部分の102万円の枠を使い切ったら、1階部分の20万円の枠を利用する
枠を超えたロールオーバー
122万円の枠を超えるロールオーバーは、2階部分に入る
❸配当金にかかる税金と確定申告の注意点3つ
配当金にかかる税金と確定申告の注意点は3つです。
❸-1.「株式数比例配分方式」でないと配当金・分配金の非課税が適用されない
❸-2.一般NISA(新NISA)の配当金は外国税額控除を受けられない
❸-3.「つみたてNISA」と「一般NISA(新NISA)」は確定申告不要
そもそも配当金にかかる税金とは?
株や米国ETFの配当金にかかる税金は
・日本の税金(所得税+住民税)の20.315%
・米国株/ETFであれば米国現地課税の10%
が課税されます。
課税口座では、確定申告で現地課税10%について外国税額控除を申告することで回収できます。
この前提のもと、注意点3つを説明していきます。
❸-1.「株式数比例配分方式」でないと配当金・分配金の非課税が適用されない
➡❸-1.「株式数比例配分方式」でないと配当金・分配金の非課税が適用されない
❸-2.一般NISA(新NISA)の配当金は外国税額控除を受けられない
❸-3.「つみたてNISA」と「一般NISA(新NISA)」は確定申告不要

「つみたてNISA」「一般NISA(新NISA)」では、値上がり益が非課税なだけでなく、配当金・分配金も非課税になります。
しかし、「つみたてNISA」「一般NISA(新NISA)」が「株式数比例配分方式」でないと、非課税になりません。
非課税の対象となる配当金・分配金
(引用)金融庁「NISAの概要」より
国内上場株式の配当金、ETF・REITの分配金は、証券会社を通じて受け取る場合(株式数比例配分方式を選択している場合)のみ非課税となります。
❸-2.一般NISA(新NISA)の配当金は外国税額控除を受けられない
❸-1.「株式数比例配分方式」でないと配当金・分配金の非課税が適用されない
➡❸-2.一般NISA(新NISA)の配当金は外国税額控除を受けられない
❸-3.「つみたてNISA」と「一般NISA(新NISA)」は確定申告不要
そもそも外国税額控除は、税制上、二重課税はNGであることから、現地課税分を控除する仕組みです。
一般NISA(新NISA)の配当金は「日本の税金(所得税+住民税)の20.315%」が課税されず、「米国現地課税の10%」のみであり、二重課税に該当しないため、外国税額控除を受けられません。
米国株式の配当金は、外国税額控除の適用を受けられますか?
(引用)SBI証券 「よくあるご質問 Q&A」 より
米国で外国税、国内で所得税・住民税が源泉徴収されている場合は、二重課税を調整するための外国税額控除を受けることができます。
確定申告していただくことで、一定額が所得税額、および住民税額から差し引くことができます。
NISA口座で買付した米国株式の配当金は、外国税は課税されますが国内の所得税・住民税は非課税になります。
外国税のみ課税されることから二重課税に該当しないため、外国税額控除の適用を受けることができません
❸-3.「つみたてNISA」と「一般NISA(新NISA)」は確定申告不要
❸-1.「株式数比例配分方式」でないと配当金・分配金の非課税が適用されない
❸-2.一般NISA(新NISA)の配当金は外国税額控除を受けられない
➡❸-3.「つみたてNISA」と「一般NISA(新NISA)」は確定申告不要

「つみたてNISA」と「一般NISA(新NISA)」は非課税口座なので、確定申告は不要です。
値上がり益や配当金・分配金についても非課税となるため、確定申告が不要になります。
非課税口座内の取引について確定申告をする必要はありますか?
(引用)国税庁 NISA及びつみたてNISAの手続きに関するQ&A より
非課税口座内において受け入れた上場株式等に係る配当金等及び譲渡益については非課税となるため、確定申告の必要はありません。
❹つみたてNISA⇔一般NISA(新NISA)を勘定変更の注意点4つ
つみたてNISA⇔一般NISA(新NISA)を勘定変更の注意点は4点です。
❹-1.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更が可能な期間
❹-2.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更中の投資可能枠
❹-3.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更後(翌年)の注文はいつから可能に?
❹-4.一般NISA(2023年まで)と新NISA(2024年から)のロールオーバー
❹-1.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更は取引有無で9/30が分岐点
➡❹-1.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更が可能な期間
❹-2.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更中の投資可能枠
❹-3.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更後(翌年)の注文はいつから可能に?
❹-4.一般NISA(2023年まで)と新NISA(2024年から)のロールオーバー

つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更は、どの証券会社でも9/30が分岐点になります。
勘定設定変更前のつみたてNISA枠または一般NISA枠をその年利用していない場合
9月30日までに手続き完了で、その年の勘定変更が可能
勘定設定変更前のつみたてNISA枠または一般NISA枠をその年利用している場合
10/1から12/31の間に勘定変更の手続きができ、12/31までに手続きが完了すれば、翌年から勘定変更できます。
申込年の勘定設定は変更できません。
買付・再投資などにより投資可能枠を利用している場合、その年の1/1から9/30の間は制度上受付できず不備返却となります
❹-2.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更中に投資可能枠が一時停止される
❹-1.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更が可能な期間
➡❹-2.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更中の投資可能枠
❹-3.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更後(翌年)の注文はいつから可能に?
❹-4.一般NISA(2023年まで)と新NISA(2024年から)のロールオーバー

つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更中は、勘定変更の対象となる年の取引が一時停止されます。
2020.10月につみたてNISAから一般NISAに勘定区分変更して、翌年1/4から買付した流れをSBI証券で「つみたてNISA」から「一般NISA」に区分変更してみた!で詳しく解説しています。
つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更を「1/1~9/30」に申込した場合【当年取引無しの場合】
勘定設定変更前のつみたてNISA枠または一般NISA枠をその年利用していない場合に、勘定変更の申込が1/1~9/30にできます。
勘定設定の変更の手続きを行うために、「勘定変更申込日~勘定設定変更完了まで」の間、申込年の投資可能枠の利用がおよそ1ヵ月間停止されます。(つみたて設定している分も停止されます。)
勘定変更申込して、書類返送してから1~2営業日程度で変更手続きが完了すれば、投資可能枠が利用できるようになります。
なお、勘定設定変更が完了する前に、投資可能枠の停止をキャンセルできますが、勘定変更したい場合、再度、書類請求が必要になります。
つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更を「10/1~12/31」に申込した場合【当年取引ありの場合】

勘定設定変更前のつみたてNISA枠または一般NISA枠をその年利用している場合に、勘定変更の申込が10/1~12/31にできます。
翌年1/1~1/31の投資可能枠が停止されます。
※当年の投資可能枠は利用できます。
❹-3.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更後(翌年)の注文はいつから可能に?
❹-1.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更が可能な期間
❹-2.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更中の投資可能枠
➡❹-3.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更後(翌年)の注文はいつから可能に?
❹-4.一般NISA(2023年まで)と新NISA(2024年から)のロールオーバー

つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更を「1/1~9/30」に申込した場合【当年取引無しの場合】
当年取引無しNISA口座で取引が無く「1/1~9/30」に申込した場合、勘定設定変更完了する、およそ1ヵ月間後に勘定変更後のつみたてNISA・一般NISAで取引できます。
つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更を「10/1~12/31」に申込した場合【当年取引ありの場合】
2019年に勘定申請して、2020年から勘定変更を適用した場合、下記日程でした。

証券会社によって異なりますので、ご自分でご利用している証券会社で、勘定変更時、取引が開始できる日時はよく確認しておきましょう!
❹-4.一般NISA(2023年まで)と新NISA(2024年から)のロールオーバーで一般NISAの2回目ロールオーバーできるか不明
❹-1.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更が可能な期間
❹-2.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更中の投資可能枠
❹-3.つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更後(翌年)の注文はいつから可能に?
➡❹-4.一般NISA(2023年まで)と新NISA(2024年から)のロールオーバー
先に一般NISA(2023年まで)から新NISA(2024年から)へロールオーバーできることを書きましたが、2014~2018年に一般NISAで買付している人は、2回目のロールオーバーができるかもしれません。
ただし、2020.9月時点で、金融庁から正式な発表はありませんので、定かではありません。
金融庁などの公的機関から発表があれば更新します。
老後2000万円問題もあって、個人で老後資金を形成していかなければならない時代ですので、一般NISA→新NISAでロールオーバーできるようであれば、今後もロールオーバーを続けていけることを切に望むところですね。
つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更手続き方法

これまで紹介してきた下記の注意点を踏まえて、NISA口座の勘定を変更する場合、手続きは簡単です。
- NISA勘定は年ごとに管理されている
- NISA間で株や投信の移管はできない
- つみたてNISAにすると一般NISAで既に保有している商品のロールオーバーができない
- 別の証券会社へロールオーバーできない
- NISA間でロールオーバーはできない
- 一般NISAから新NISA(仮)へのロールオーバーは可能
- 「株式数比例配分方式」なら配当金・分配金が非課税
- NISAの配当金は外国税額控除を受けられない
- NISAは確定申告不要
- NISAの勘定変更は9/30が分岐点
- NISAの勘定変更中に投資可能枠が一時停止される
- NISAの勘定変更後の投資可能になる日が証券会社ごとに異なる
- 一般NISAから新NISA(2024年から)のロールオーバー(2回目)は不明
つみたてNISA⇔一般NISAの勘定変更手続き2ステップ
- ステップ1証券会社で勘定変更申請を行う
- ステップ2申込書が届くので、名前等を記載して返送
SBI証券の場合
楽天証券の場合
以上です!簡単ですね。
SBI証券は定期買付「NISA枠ぎりぎりで買付を止める」「NISA枠を超えたら課税口座で買う」が設定できる
SBI証券の場合、定期買付「NISA枠ぎりぎりで買付を止める」「NISA枠を超えたら課税口座で買う」が設定できます。
私は「NISA枠を超えたら課税口座で買う」で積み立て設定していく予定です。
つみたてNISAから一般NISAを経由して新NISAへ移行すると非課税枠が1000円を超える
私は現在つみたてNISAで投資していますが、来年から一般NISAへ勘定変更しようと考えています。
つみたてNISAから一般NISAを経由して新NISAへ移行すると
非課税枠が1000円を超える!
上の画像のとおり、
- 一般NISAから新NISAへロールオーバーが可能
- 新NISAからつみたてNISAへのロールオーバーができる
ため、最終的には1000万円を超える非課税枠を確保できることになりますので、
この恩恵を受けようと考えています。
メインはあくまで「投資信託分散投資のキャピタルゲイン」とし、
投資金額は、毎月5万円、年間60万円とし、ロールオーバーして6年目以降は追加で毎月5万円分を購入し、120万円の非課税枠を使い切ります。
これで、時間分散、資産分散と、毎月3万円では足りなかった枠を使うことができます。
なお、ロールオーバーについては、結局永久化することを想定していますので、老後に使う時までロールオーバーを繰り返し、評価益分の非課税の恩恵を受けていこうと考えています。
最近疑義が出てきた米国ETFの「インカムゲイン」
私はあくまで遊びの範囲で、米国ETF(SPYD,HDV,VYM)のインカムゲインを楽しんでいます。
投資成果を肌で感じたいことから始めた米国株ETFの高配当投資ですが、四半期ごとに配当金が手元に来るのは嬉しいものですね。
一般NISAへ勘定変更し、新NISAになっても、次の理由から課税口座でそのまま運用していきます。
さいごに(ぬくぬくの出口戦略)
老後に取り崩していくときは「3%ルール」で取り崩していく予定です。
詳細は資産運用の出口戦略「4%ルール」で老後資金を取り崩せる証券会社は?で解説していますので、そちらをご覧ください。
実際に私が区分変更した流れはSBI証券で「つみたてNISA」から「一般NISA」に区分変更してみた!で解説していますので是非ご覧ください。
「資産運用」「投資」について深く知りたい方は30代でも遅くない!「資産運用」「投資」の始め方15ステップ!にまとめていますので是非ご一読ください!
以上、ご参考になれば幸いです。
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