長期で定期預金を組みたいなら、「オリックス銀行」をおススメします。
オリックス銀行ってどんな銀行?
具体的に何がどう良いの?
こんなギモンにお答えします。
定期預金を組むうえで、あなたも気になるのは
という点ではないでしょうか。
本記事では、オリックス銀行について、あなたも気になっているポイントを、かんたんに解説していきます。
ぬくぬくもオリックス銀行で定期預金を組んでいますよー
5分くらいで、オリックス銀行を利用するうえでのポイントや、メリット・デメリットがわかりますので、ご一読いただけますと幸いです。
オリックス銀行ってどんな銀行?
オリックス銀行は、実店舗が無い方式の銀行で、
- 実店舗
- 通帳
- キャッシュカード
が無い「インターネット取引専用の定期預金」を主力とした銀行です。
実店舗や通帳、キャッシュカードを持たないことで、コストをカットし、高い金利を実現しています。
普通預金もありますが、定期預金に特化した銀行になっています。
オリックス銀行の店舗番号
オリックス銀行の本店・支店番号は次のとおり。
本店名 | 番号(コード) |
---|---|
オリックス銀行 | 0307 |
支店名 | 番号(コード) |
---|---|
本店 | 001 |
セゾン出張所 | 011 |
参考リンクオリックス銀行の金融機関コード(銀行コード)を教えてください。
オリックス銀行の信用格付け
オリックス銀行の信用格付けは、格付投資情報センター(Rating and Investment Information, Inc.)で、「AA-(信用力は極めて高く、優れた要素がある。)」として評価されている銀行です。
オリックス銀行の預金保険制度(ペイオフ)
オリックス銀行は「預金保険制度(ペイオフ)」の対象銀行です。
従って、1,000万円までの預金とその利息が保証されます。
例えば、もしオリックス銀行が倒産しても、預金保険機構から元金1000万円とその利息の補償を受けられます。
参考リンク「預金保険制度(ペイオフ)」とは?具体例でわかりやすく解説!
オリックス銀行の「eダイレクト預金」の金利
オリックス銀行のインターネット限定の預金口座は「eダイレクト預金」で、金利は次のとおりです。
普通預金の金利
普通預金金利 | 0.11% |
オリックス銀行の普通預金の金利は、ネット銀行としては一般的な0.11%です。
三井住友銀行や三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行などの普通預金金利は、さらに低い0.10%なので、メガバンクと比較しても大きな違いはありません。
定期預金の金利
定期預金は、例えば「100万円」を、「1年間」預金し、満期になったら利息を受け取れる預金のことです。(毎月一定額を預金していく「積立預金」とは異なります)
オリックス銀行の「eダイレクト預金」の定期預金は、以下の4種類あり、定期預金の金利が異なります。
- 2週間定期
- スーパー定期
- スーパー定期300
- 大口定期
預入期間 | 2週間定期 | スーパー定期 | スーパー定期300 | 大口定期 |
---|---|---|---|---|
預け入れ最低金額 | 50万円以上 | 100万円以上 | 300万円以上 | 1,000万円以上 |
2週間 | 0.12% | – | – | – |
6カ月 | – | 0.45% | 0.45% | 0.45% |
1年 | – | 0.50% | 0.50% | 0.50% |
2年 | – | 0.50% | 0.50% | 0.50% |
3年 | – | 0.60% | 0.60% | 0.60% |
5年 | – | 0.70% | 0.70% | 0.70% |
7年 | – | 0.75% | 0.75% | 0.75% |
2週間定期預金があるのは、オリックス銀行の特徴ですね。
参考リンクオリックス銀行公式「金利一覧」
オリックス銀行の利息支払日
預金口座 | 利息の支払日 |
---|---|
普通預金 | 毎月(オリックス銀行所定の日) |
定期預金 | 満期日 |
オリックス銀行の利息の支払日は、普通預金は「毎月のオリックス銀行が定めた日」、定期預金は「満期日」です。
オリックス銀行の手数料
オリックス銀行の手数料を
- 口座開設手数料
- 口座維持管理手数料
- 入金手数料
- 振込手数料
- 口座解約手数料
ごとに解説していきます。
口座開設手数料
オリックス銀行の口座を開設するときの手数料は「無料」です。
口座維持管理手数料
オリックス銀行の口座維持管理手数料は「無料」です。
入金手数料
オリックス銀行への入金(振込入金)手数料は、「無料」で「振込元金融機関の振込手数料のみ」です。
住信SBIネット銀行や楽天銀行などの、振込手数料無料の金融機関を使って、オリックス銀行へ入金(振込入金)しましょう!
振込手数料
振込先金融機関 | 振込手数料 |
---|---|
オリックス銀行あて | 0円 |
他の金融機関あて | 月2回まで無料 (3回目からは1回220円) |
オリックス銀行の振込手数料は、月2回まで無料です。オリックス銀行間であれば、何回でも無料です。
口座解約手数料
オリックス銀行の口座解約手数料は、「無料」です。
参考リンクオリックス銀行公式「手数料一覧」
オリックス銀行の定期預金
オリックス銀行の定期預金の利用方法を、画像付きで解説します。
①オリックス銀行の定期預金に入金する方法
オリックス銀行の「定期預金」を作るには、オリックス銀行にログインして「定期預金作成」メニューから作成します。
定期預金作成では、以下の内容を設定できます。
項目 | 設定可能な内容 |
---|---|
預入期間 | ・2週間 ・6カ月 ・1年 ・2年 ・3年 ・5年 ・7年 から選択 |
満期時取り扱い | ・元利自動継続 ・元金自動継続 ・自動解約 |
預入金額 | 定期預金を組む金額(普通預金口座内の金額を上限に指定) |
預入商品名 | 自動で設定され、自分で好きな内容を入力できません。 |
なお「満期時の取り扱い」について例を挙げて解説します。
例えば、定期預金を100万円・1年で組んだ場合、1年後の満期を迎えたとき、利息が1,355円つきます。
- 「元利自動継続」の場合、1,001,355円の定期預金(1年)を自動で作り直し
- 「元金自動継続」の場合、利息の1,355円が普通預金に入金され、1,000,000円の定期預金(1年)を自動で作り直し
- 「自動解約」の場合、1,001,355円が普通預金に入金されます。
②オリックス銀行の定期預金を「満期で解約」する方法
オリックス銀行の定期預金が自動継続になっていて、次の満期で解約したいときは、いつでも設定変更できます。
方法はたったの2ステップ。
【方法1】オリックス銀行にログインして、各種照会メニューから「定期預金 残高照会」>「満期時取り扱い変更」ボタンをクリック
【方法2】オリックス銀行にログインして、各種変更手続きメニューから「定期預金 残高照会」>対象の定期預金を選択
ステップ②:自動解約を選択
満期時取り扱い変更画面で、「変更後内容」項目を「自動解約」に変更して「入力内容を確認する」ボタンをクリック
本手順で、定期預金の次の満期を迎えたときに、定期預金が解約され、自動的に普通預金へ入金されます。
③オリックス銀行の定期預金を「中途解約」する方法
オリックス銀行の定期預金は、いつでも中途解約できます。
方法はたったの2ステップ。
ステップ①:解約手続きメニューから解約対象を選択
オリックス銀行にログインして「解約手続きメニュー」から、解約したい「定期契約番号」のリンクをクリックします。
ステップ②:「定期預金を中途解約する」をクリック
「定期預金を中途解約する」をクリックすれば、すぐに普通預金へ振り替わります。
中途解約したときの金利も表示されます。(満期に比べて下がります)
本手順で、すぐに定期預金が解約され、自動的に普通預金へ入金されます。
オリックス銀行の入出金方法
オリックス銀行の入出金方法について、画像付きで解説していきます。
①オリックス銀行への入金方法
オリックス銀行への入金は、オリックス銀行の本店の「eダイレクト預金口座番号」宛に振り込めば、オリックス銀行の普通口座へ入金できます。
平日18:00までに、他金融機関からオリックス銀行への振り込みをを受け付けで、当日中に入金されます。
なお、土日祝日および12月31日から1月3日までは、終日受け付け対象外です。
参考リンク〔eダイレクト預金〕eダイレクト普通預金には、どのように入金しますか?
②オリックス銀行はATMから出金(引き出し)できません
オリックス銀行では、ATMなどから、普通預金および定期預金の現金を、出金(引き出し)できません。
キャッシュカードや通帳もありませんし、住信SBIネット銀行の「アプリでATM」などのサービスも無く、完全に定期預金に特化してされています。
③オリックス銀行から振込方法
オリックス銀行の「普通預金」口座から、他の金融機関へ振り込む(振替)方法はかんたんです。
なお、「定期預金」口座からは振込できないため、いったん定期預金を解約(=普通預金となる)してから、他の金融機関へ振り込む(振替)しかありません。
オリックス銀行にログインして「振り込み手続き」>「振込予約」をクリックします。
振込指定日や振込先金融機関情報、振込金額を入力して「入力内容を確認する」>「確定」で振込できます。
④オリックス銀行の振込限度額
オリックス銀行の振込上限額は以下のとおり。
振込先口座名義人 | 振込上限金額 |
---|---|
本人名義の口座 | 5,000万円 |
本人名義以外の口座 (スマートフォン認証サービス無し) | 100万円 |
本人名義以外の口座 (スマートフォン認証サービスあり) | 1,000万円 |
参考リンク〔eダイレクト預金〕振り込み・振り替えの上限金額はありますか?
オリックス銀行のメリット5つ
オリックス銀行のメリットは、次の5つです。
メリット①:通帳が無い
オリックス銀行のメリット1つ目は、通帳が無いことです。
私のように「通帳は不要」「記帳が面倒」という人には、とてつもなく嬉しいメリットです。
メリット②:キャッシュカードが無い
オリックス銀行のメリット2つ目は、キャッシュカードが無いことです。
今どきスマホがキャッシュカードになる時代です。キャッシュカードなといりません。
ただし、オリックス銀行では、スマホでATMの機能はありません。
メリット③:定期預金の組み換えが自由
オリックス銀行のメリット3つ目は、定期預金を自由に組めることです。
例えば、私のように
- 2週間定期
- 3年定期
- 5年定期
の3つの定期を組んでいます。
ライフプランにあった定期預金を、自由に組めるのが良いですよね!
メリット④:3年以上の利息が複利(半年)
オリックス銀行のメリット4つ目は、定期3年以上の利息が複利(半年)であることです。
単利と複利の差を例えると
1,000万円を0.20%の金利で5年運用した場合、
- 単利・・・利息100,000円
- 複利・・・利息100,401円
となります。微々たる差ですが、複利の方が有利となります。
メリット⑤:他行への振込手数料無料が月2回!
オリックス銀行のメリット5つ目は、他行への振込手数料が、誰でも無条件に「月2回まで無料」であることです。
定期預金を、”いざ”というときのための貯蓄にしていて、実際に使わなければならない場合、無条件に手数料が無料、というのは助かります。
実際に私も、月末に2回、月初の2回、合計4回に分けて振り込まなければならない場面が発生し、この手数料2回無料に救われました。
オリックス銀行のデメリット3つ
デメリット①:定期預金の期間が短いと金利が低い
オリックス銀行のデメリット1つ目は、定期預金の期間が1年未満だと、他の定期預金の強い銀行と比較して金利が低いことです。
定期預金満期 | UI銀行 | あおぞら銀行 BANK支店 | オリックス銀行 |
---|---|---|---|
2週間 | ー | ー | 0.07% |
1ヵ月 | 0.12% | ー | ー |
3ヵ月 | 0.12% | ー | ー |
6ヵ月 | 0.12% | 0.20% | 0.10% |
1年 | 0.20% | 0.21% | 0.30% |
2年 | 0.20% | 0.22%(複利) | 0.15% |
3年 | 0.20%(単利) | 0.30(複利) | 0.35%(複利) |
5年 | 0.20%(単利) | 0.40%(複利) | 0.40%(複利) |
7年 | ー | ー | 0.45%(複利) |
ただし、3年以上の長期となれば、金利は複利となり、オリックス銀行が群を抜いています。
長期の定期預金はオリックス銀行で良いでしょう。
デメリット②:普通預金の金利は普通
オリックス銀行のデメリット2つ目は、普通預金の金利は「0.01%」と、通常のネット銀行としては普通の金利です。
オリックス銀行は、定期預金専用の銀行口座とし、普通預金なら、住信SBIネット銀行や楽天銀行を使うことをおススメします。
デメリット③:ATMで出金できない
オリックス銀行のデメリット3つ目は、キャッシュカードが無いため、ATMで出金できないことです。
生活防衛資金として、高い金利を目的に、定期預金を組むのであれば、全く影響ないでしょう。
長期の定期預金なら、いざというときも考えて「オリックス銀行」がおススメ!
- 長期の定期預金の金利が高い
- いざというときはいつでも解約できる
- 解約後の振込手数料も月2回まで無料
と、定期預金の運用としても、いざというときの対応も、小回りが利いて扱いやすいのが、オリックス銀行です。
もし、定期預金でお悩みでしたら、ぬくぬくも、マイ金融システムとして組み込んでいる「オリックス銀行」も、候補にしてみてはいかがでしょうか?
定期預金におススメのネット銀行は、厳選3社!『定期預金』はどこがいい?どのくらい増えるかシミュレーション!をご覧ください。
オリックス銀行以外で、おススメの銀行「住信SBIネット銀行」について詳しく知りたい方は「5分で分かる!機能性抜群の「住信SBIネット銀行」をおススメする人5選」も、是非ご覧ください。
楽天銀行も、何かと便利な銀行でおススメなので「5分で分かる!生活用口座で「楽天銀行」をおススメする人3選」も、是非ご覧ください。
ネット銀行の比較を見たい方は「ネット銀行を比較!「定額自動入金・振込」がある銀行がおススメ!」も、ご覧ください。
その他、資産運用については「誰でもできる!家計の見直しや資産運用の始め方から出口戦略のまとめ」でまとめていますので、是非ご覧ください。
以上、ご参考になれば幸いです。