2022年5月30日(月)からVポイント投資が始まりましたね!
- Vポイント投資でできることは?
- やり方は?
- メリット・デメリットは?
本記事では、VポイントでSBI証券の投資信託を買える「Vポイント投資」について解説します。
楽天ポイント投資の「Vポイント版」ですね。
5分くらいで、Vポイントのやり方や、メリット・デメリットが分かるので、ご一読いただけますと幸いです。
「Vポイント投資」ってどういうサービス?
2022年5月30日(月)から、Vポイント1ポイント=1円としてSBI証券の投資信託の買付に利用できる「Vポイント投資」が開始しました。
Vポイント投資 | |
---|---|
利用するポイント | Vポイント |
利用できる証券会社 | SBI証券 |
利用できる人 | SBI証券(三井住友カード仲介口座) |
利用可能な口座 | 特定口座、一般口座、NISA口座 |
日本株購入 | × |
米国株購入 | × |
投資信託購入 | ○ |
投資信託積立 | × |
現金との併用 | ○ |
手数料 | 0円 (投信購入にかかる手数料は別) |
ポイント利用上限 (いくらまで?) | 99,999,999ポイント |
ポイント利用下限 (いくらから?) | 1ポイントから |
ポイントレート | 1ポイント=1円分 |
Vポイント投資をひとことで言うと「貯めたVポイントを使って、SBI証券の投資信託を購入できるサービス」です。
具体的に、どういうサービスなのかを詳しく解説していきましょう!
公式リンクVポイント投資の詳細
Vポイントで投資信託を購入できる=Vポイント投資
Vポイント投資は、貯めたVポイントで、SBI証券の投資信託を購入できます。
ただし、Vポイントでは、日本株や米国株などの購入に使えません。
Vポイント投資はいくらからできる?
Vポイント投資はいくらから? | |
---|---|
日本株 | × |
米国株 | × |
投資信託スポット購入 | 1ポイントから(1ポイント単位) ※投資信託の最低購入額は100円から |
投資信託積立 | × |
Vポイント投資では、1ポイントから利用可能です。
ただし、注意しなければならないのは、投資信託が購入できるのは100円からです。
したがって、Vポイント1ポイント利用の場合、99円分は現金で購入する必要があります。
Vポイント投資の上限
Vポイント投資はいくらまで? | |
---|---|
1注文あたり | 99,999,999ポイント |
投資信託積立 | 利用不可 |
Vポイント投資の上限は、99,999,999ポイントです。
Vポイント投資の手数料
Vポイント投資にかかる手数料は「無料」です。
競合他社でも、ポイント投資サービス利用で手数料がかかりませんので、同様ですね。
ただし、現金で購入した時と同様に、投資信託を購入するときにかかる手数料「買付手数料」などは、必要です。
Vポイント投資を自動化できるか?
残念ながら、Vポイント投資は自動化できません。
今後、投資信託を毎月積立する際に、利用するVポイント数を設定できるようなれば良いですね。
Vポイント投資はNISA対応?
Vポイント投資を「一般NISA」「つみたてNISA」に対応しています。
競合他社の例と同様、一般NISAでもつみたてNISAでも対応されました。
Vポイント投資の税金
Vポイント投資にかかる税金は、現金で投資信託を購入したときと同様です。
Vポイント投資で得た「売却益」に、所得税+住民税(20.315%)がかかります。
特定口座(源泉徴収あり)で口座開設していれば、証券会社で源泉徴収されますので、原則として確定申告不要です。
NISA・つみたてNISAならば、売却益非課税なので、税金は発生しません。
Vポイント投資で買える投資信託
Vポイント投資で買える投資信託は、SBI証券で購入できる投資信託で、約2,600本近くの中から選択できます。
Vポイント投資の「デメリット4つ」
デメリット①:投資であり、元本保証はない
Vポイント投資のデメリット1つ目は、ポイントで投資信託を購入しますので、元本保証はありません。
増えるか減るかは、神のみぞ知る、です。
デメリット②:投資信託しか購入できない
Vポイント投資のデメリット2つ目は、Vポイントで購入できるのは「投資信託」のみです。
日本株や米国株は購入できません。
デメリット③:積立投資には利用できない
Vポイント投資のデメリット3つ目は、つみたてNISAなどを含む積立投資に、Vポイント投資が利用できないことです。
Vポイント投資は、金額を指定したスポット買付しかできません。
デメリット④:Tポイント・dポイント・pontaと併用できない
Vポイント投資のデメリット4つ目は、他のポイントと併用して、Vポイント投資が利用できないことです。
SBI証券では、Tポイント、Vポイント、ponta、dポイントのメインポイントを選択できます。
しかし、いずれかひとつしか利用できません。
ただし、SBI証券でメインポイントの変更方法は?おススメ活用法を解説!にあるとおり、うまく切り替えて活用することも可能ですので、参考にしてみてください。
Vポイント投資の「メリット5つ」
メリット①:貯めたVポイントで気軽に投資を体験できる
Vポイント投資のメリット1つ目は、貯めたVポイントで投資を体験できることです。
まだ現金で投資するのが怖い!という方で、Vポイントの使い道に困っているなら、Vポイント投資で投資体験してから、NISAやiDeCoで投資してみてはいかがでしょうか?
メリット②:少額から投資できる
Vポイント投資のメリット2つ目は、Vポイント1ポイントから投資できることです。
実際に投資信託を買うには100円分必要ですが、三井住友カード(NL)など、Vポイントが貯まるカードを、コンビニやマクドナルドで普段使いしている方は、すぐに100ポイントなど貯まってしまうでしょう。
投資の取っ掛かりとして、Vポイント投資もアリですよ?
メリット③:SBI証券で取り扱う投資信託を購入できる
Vポイント投資のメリット3つ目は、SBI証券で取り扱っている投資信託、約2,600本の中から購入できることです。
ポイント投資の中には、投資先が決められていて、投資したい資産に投資できないサービスもあります。
Vポイント投資では、選択した投資信託によって、日本株・米国株・先進国株・新興国株などの株式だけでなく、日本・海外債券や、不動産(RIET)、金などにも投資できます。
投資信託で資産運用する場合の手数料、信託報酬が安いeMAXISSlimシリーズなどの優良商品を購入できるのもありがたいですね。
メリット④:Vポイントで購入した投資信託を売れば現金化できる
Vポイント投資のメリット4つ目は、Vポイントで購入した投資信託を売れば、現金になります。
例えば、Vポイント100ポイントで投資信託を購入し、後日投資信託を売却すれば、全て現金でSBI証券の総合口座に入ります。(Vポイントでは戻ってきません)
メリット⑤:投資の入金力を上乗せできる
Vポイント投資のメリット5つ目は、既に購入している投資信託を、Vポイントで買い増すことで、投資金額を上乗せできます。
Vポイント投資で投資信託を購入する方法4ステップ
Vポイント投資で投資信託を購入する方法は、次の4ステップで可能です。
ただし、三井住友カード経由でSBI証券口座開設した人、または、三井住友カード仲介口座に変更した人でなければ、Vポイント投資は利用できません。
ステップ①:パソコンでSBI証券サイトからVポイントサービスに変更
パソコンから、SBI証券のサイトにログインします。
「口座管理」>「お客さま情報 設定・変更」>「ポイント・外部ID連携」>「ポイントサービス詳細はこちら」から、ポイントサービスで「Vポイント」と連携します。
ステップ②:Vポイントで購入したい投資信託で「金額買付」を選択
投信(金額買付)タブから、Vポイントで購入したい投資信託を検索して「買付」ボタンをクリック。
ステップ③:利用するVポイント数を入力
利用するVポイントを入力します。
「一部利用する」を選択すれば、任意のポイント数で投資信託を購入できます。
ステップ④:注文内容を確認して「注文発注」
「注文発注」をクリックします。消費するVポイントは「うちポイント利用」項目で確認できます。
Vポイント投資と楽天ポイント投資はどっちがいい?
Vポイント投資 | 楽天ポイント投資 | |
---|---|---|
利用するポイント | Vポイント | 楽天ポイント ※期間限定ポイントは利用不可 |
利用できる証券会社 | SBI証券 | 楽天証券 |
利用できる人 | 三井住友カード仲介口座開設者 | 楽天証券の口座開設者 |
利用可能な口座 | 特定、一般、NISA | 特定、一般、NISA、つみたてNISA |
日本株購入 | × | ○ |
米国株購入 | × | ○ |
投資信託購入 | ○ | ○ |
投資信託積立 | × | ○ |
現金との併用 | ○ | ○ |
手数料 | 0円 (投信購入にかかる手数料は別) | 0円 (投信購入にかかる手数料は別) |
ポイント利用上限 (いくらまで?) | 99,999,999ポイント | 【スポット購入(1注文あたり)】 ダイヤモンド会員:500,000ポイント ダイヤモンド会員以外:30,000ポイント 【積立購入(1日あたり)】 ダイヤモンド会員:500,000ポイント ダイヤモンド会員以外:30,000ポイント 【楽天グループ利用(1か月あたり)】 ダイヤモンド会員:500,000ポイント ダイヤモンド会員以外:100,000ポイント |
ポイント利用下限 (いくらから?) | 1ポイント | 投信積立:1ポイント スポット購入:100ポイント |
ポイントレート | 1ポイント=1円 | 1ポイント=1円 |
SBI証券+三井住友カードでVポイントを貯めてる人はVポイント投資
- SBI証券+三井住友カードでVポイントを貯めている人
- 三井住友カード(NL)などVポイントが貯まるクレジットカードを利用している人
は、Vポイント投資も選択肢のひとつとなります。
おススメのVポイントの貯め方・使い道は「『Vポイント』を徹底解説!おススメの貯め方・使い方2選!」で解説しています。
楽天証券+楽天カードで楽天ポイントを貯めてる人は楽天ポイント投資
- 楽天証券+楽天カードで楽天ポイントを貯めてる人
- 楽天経済圏の住民
は、楽天ポイント投資が選択肢のひとつとなります。
両社ともクレジットカード利用額に充当するのも選択肢のひとつ!
Vポイントも楽天ポイントも、クレジットカード利用額に充当できます。
Vポイントであれば、三井住友カードの毎月の引き落とし額に、Vポイント1ポイントを1円として差し引けます。
楽天ポイントであれば、楽天カードの毎月の引き落とし額に、楽天ポイント(通常ポイント)1ポイントを1円として差し引けます。
例えば、クレジットカード利用額10,000のとき、ポイント1,000ポイントを充当した場合、銀行口座から引き落とされるのは9,000円になります。
現金をなるべく減らしたくない!という方は、クレカ利用額に充当するのが良いでしょう。
Vポイント投資はおススメか?
Vポイント投資は、
- SBI証券の口座を、三井住友カードを経由して開設した人
- SBI証券のポイントサービスを「Vポイント」にしている人
- Vポイントで投資信託を購入して入金力を少しでも上げたい人
にはおススメしますが、積立投資でVポイントを使えないのは痛手でしょう。
しかし、私のように、
- ポイントを日々のキャッシュを減らすために利用したい人
は、Vポイントを1ポイント1円分で、三井住友カードの利用額に充当する「キャッシュバック」をおススメします。
Vポイントの貯め方・使い道をもっと詳しく知りたい人は「『Vポイント』を徹底解説!おススメの貯め方・使い方2選!」をご覧ください。
Vポイントを効率よく貯められる三井住友カードについて詳しく知りたい方は「『三井住友カード(NL)』のデメリット3点とメリット10点を解説!」をご覧ください。
以上、ご参考になれば幸いです。