SBI証券・楽天証券で『貸株』するデメリット7つとメリット3つ!

SBI証券・楽天証券で『貸株』するデメリット7つとメリット3つ!
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 日本株や、米国株、米国ETFに投資していて「貸株サービス」なるものを目にしたことがあるでしょう。

  • 貸株で得られる金利ってどれくらい?
  • 貸株のメリット・デメリットは?

こんなお悩みにお答えします。

具体的には

  • SBI証券の「貸株サービス」「米国貸株サービス(カストック【Kastock】)」の対象銘柄と金利の一覧を見たい
  • 楽天証券の「貸株サービス」の対象銘柄と金利の一覧を見たい
  • メリット・デメリットを知りたい

という方が多いのではないでしょうか。

本記事ではSBI証券および楽天証券における「貸株」ついて解説します。

ぬくぬく
ぬくぬく

ぬくぬくはデメリットによるリスクを理由に、貸株を行いません。

本記事でわかること
  • 貸株とは?
  • 貸株サービスのデメリット7つ
  • 貸株サービスのメリット3つ
  • SBI証券と楽天証券の日本株「貸株サービス」の対象銘柄および金利一覧
  • SBI証券の「米国貸株サービス(カストック【Kastock】)」の対象銘柄および金利一覧
この記事を書いた人
ぬくぬく

家族の終活、介護、相続を1世代早く経験した30代サラリーマン。

【終活・介護・相続】
 ここ5年ほど、祖父の「終活」「介護」「相続」に取り組んできました。
 艱難辛苦した経験を書いています。

【投資・資産運用】
 2019年6月の老後2000万問題から、投資・資産運用を開始。
 家計の見直しで1年間で400万円貯めました!
 「米国ETF」と「全世界投資」でハイブリッド運用中!

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 5分くらいで、SBI証券と楽天証券における貸株のメリット・デメリットを把握して、貸株を行うか否かを判断できますので、ご一読いただけますと幸いです。

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  1. そもそも貸株って何?
    1. 貸株で得られる1日の金利計算方法
    2. 貸株の金利は毎月入金される
    3. 貸株の設定は「優待」「金利」「優待&予想配当有」の3種類
  2. 貸株サービスのデメリット7つ
    1. 貸株のデメリット①:NISA預りは対象外
    2. 貸株のデメリット②:単元未満株対象外
    3. 貸株のデメリット③:貸株料(金利)と配当金相当額は「雑所得」になる
    4. 貸株のデメリット④:外国税額控除を受けられない
    5. 貸株のデメリット⑤:「分別管理義務」と「日本投資者保護基金制度」の対象外
    6. 貸株のデメリット⑥:貸株サービスのコース設定を誤ると株主優待が貰えない
    7. 貸株のデメリット⑦:長期保有特典や優遇の株主優待が貰えない
  3. 貸株サービスのメリット3つ
    1. 貸株のメリット①:貸株金利が貰える
    2. 貸株のメリット②:貸株していても配当金を受け取れる
    3. 貸株のメリット③:いつでも売却可能
  4. SBI証券と楽天証券の日本株「貸株サービス」の対象銘柄および金利一覧
    1. SBI証券の貸株サービス(日本株)の対象銘柄および金利一覧確認方法
    2. 楽天証券の貸株サービス(日本株)の対象銘柄および金利一覧確認方法
  5. SBI証券の「米国貸株サービス(カストック【Kastock】)」の対象銘柄および金利一覧
    1. SBI証券の「米国貸株サービス(カストック【Kastock】)」の人気銘柄および金利一覧
    2. SBI証券の「米国貸株サービス(カストック【Kastock】)」の対象銘柄および金利一覧確認方法
  6. 貸株の使い道は塩漬けにしている個別株の救済程度に考えておきましょう

そもそも貸株って何?

貸株とは?

 貸株とは、保有している株式やETFを証券会社へ貸し出すことで、貸した株ごとに決められた金利を受け取れるサービスのことです。

 貸株で得られる金利は、銘柄によって異なり、日本株なら0.1%~最大13%、米国株・米国ETFなら0.01%~最大2%の金利(年)です。

 安定銘柄や人気銘柄だと、日本株なら0.1%、米国株・米国ETFなら0.01%です。

貸株で得られる1日の金利計算方法

 貸株で得られる金利は、次の式で計算できます。

1日の貸株金利=貸株数量×当該銘柄の時価×貸株料率÷365(100分の1円未満切り捨て)

貸株の金利は毎月入金される

 貸株による金利は、証券総合口座に毎月入金されます。

貸株の設定は「優待」「金利」「優待&予想配当有」の3種類

 貸株は証券会社によって「株主優待優先」「金利優先」「株主優待・予想有配優先」の3種類から選択できます。

 それぞれの違いは次のとおり。

貸株設定特徴備考
株主優待優先・株主優待を貰える
・ただし、数日分の金利は減る
・配当金は「配当金相当額(雑所得)
・株主優待の権利確定日に
 一時的に貸株解除される
・権利落ち後に自動で貸株開始
金利優先・株主優待は貰えない
・配当金は「配当金相当額(雑所得)
株主優待・予想有配優先・株主優待を貰える
配当金(配当所得)を貰える
・株主優待および配当金の権利確定日に
 一時的に貸株解除される
・権利落ち後に自動で貸株開始
<貸株の設定「優待」「金利」「優待&予想配当有」の違い>

 SBI証券および楽天証券で貸株設定できるのは下表のとおり。

証券会社株主優待優先金利優先株主優待・予想有配優先
SBI証券
楽天証券
<SBI証券および楽天証券の貸株対応コース>


 楽天証券は株主優待と配当金の権利確定日だけ返してもらえる設定が可能なため、株主優待・配当金を受け取れます。

 権利確定日に貸株にしていると株主優待は受け取れないし、配当金相当額になってしまいます。

貸株サービスのデメリット7つ

貸株サービスのデメリット5つ
  • NISA預りは対象外
  • 単元未満株対象外
  • 貸株料(金利)と配当金相当額は「雑所得」
  • 外国税額控除を受けられない
  • 「分別管理義務」と「日本投資者保護基金制度」の対象外
  • 貸株サービスのコース設定を誤ると株主優待が貰えない
  • 長期保有特典や優遇の株主優待が貰えない

 貸株サービスを利用するにあたって、デメリットが7つあります。

 自分が本当に貸株を利用すべきか、本デメリットを理解したうえで利用しましょう!

貸株のデメリット①:NISA預りは対象外

 貸株は、NISA口座の株やETFでは利用できません。

 貸株が利用できるのは「一般口座」または「特定口座」の株やETFのみです。

貸株のデメリット②:単元未満株対象外

 貸株は、100株未満の単元未満株(S株やミニ株)では利用できません。

 100株以上になれば貸株サービスで貸し出しできるようになります。

貸株のデメリット③:貸株料(金利)と配当金相当額は「雑所得」になる

 貸株の金利は、雑所得になります。

 また、貸株によって得られる配当金相当額も雑所得となります。

 一覧にすると次のとおり。

株主優待優先金利優先株主優待・予想有配優先
貰える配当金配当金相当額配当金相当額配当金
所得区分雑所得雑所得配当所得
所得税最大45%最大45%15.315%
所得控除無し無し配当控除
<貸株利用による配当金と税制一覧表>

 雑所得になってしまうと、次の4つのデメリットが発生します。

雑所得のデメリット
  • 配当控除の対象外
  • 損益通算できない
  • 雑所得20万円を越えると要確定申告
  • 住民税の申告も必要

 雑所得20万円以下の確定申告および住民税の申告については「副業収入20万円以下サラリーマンで確定申告したら住民税申告は不要!」で詳しく解説していますのでご覧ください。

貸株のデメリット④:外国税額控除を受けられない

株主優待優先金利優先株主優待・予想有配優先
外国税額控除適用
(楽天証券に米国株/ETF貸株サービスが無いため)

 貸株で得られる配当金は「配当金相当額」となり、配当金相当額は雑所得のため、外国税額控除を受けられません。

貸株のデメリット⑤:「分別管理義務」と「日本投資者保護基金制度」の対象外

 証券会社は顧客資産を分別管理する義務により、万が一証券会社が破綻しても我々が証券会社に保有している金銭や有価証券を返還してもらえます。

 また、万が一証券会社が分別管理義務違反していたとしても、日本投資者保護基金が金銭と有価証券(時価)をひとり1000万円を上限に補償してくれます。

 貸株の場合、「分別管理」と「日本投資者保護基金制度」の対象外となるため、万が一証券会社が破綻した場合、貸し出ししている株が返還されないリスクを負うことになります。

貸株のデメリット⑥:貸株サービスのコース設定を誤ると株主優待が貰えない

 貸株サービスを「金利優先コース」にしてしまうと、株主優待権利確定日も貸し出したまま(証券会社名義のまま)になってしまうため、株主優待を受けられません

 株主優待を目的に個別株を保有している場合、貸株サービスは「株主優待優先」または「株主優待・予想有配優先」を選択しましょう。

貸株のデメリット⑦:長期保有特典や優遇の株主優待が貰えない

 保有している有価証券を全て貸株にしてしまうと、イオンなどの長期保有特典の対象外となります。

 長期保有特典の対象としたい場合、一部だけ貸株にすることで回避できます。

貸株サービスのメリット3つ

貸株サービスのメリット3つ
  • 貸株金利が貰える
  • 貸株していても配当金を受け取れる
  • いつでも売却可能

 貸株サービスのメリットは3つあります。

貸株のメリット①:貸株金利が貰える

 貸株の最も大きなメリットは貸株金利を貰える点です。

 では実際に幾らくらい貰えるのか、貸株の評価額(時価)が10万円、100万円、1000万円それぞれの場合で見てみましょう!

米国株・米国ETF(貸株金利最小の0.01%)の場合

10万円100万円1000万円
1年で貰える貸株金利10円100円1000円
1日で貰える貸株金利0.027円0.27円2.7円
1月で貰える貸株金利0.820円8.20円82.2円
<米国株・米国ETFを金利最小の0.01%で貸株した場合>

 米国株・米国ETFで貸株しても、それほど多くの金利は望めません。

 実際に金利として貰えるのはドルですが、ここではわかりやすいように1$=100円換算しています。

日本株(貸株金利最小の0.1%)の場合

10万円100万円1000万円
1年で貰える貸株金利100円1000円10000円
1日で貰える貸株金利0.27円2.7円27円
1月で貰える貸株金利8.20円80.2円822円
<日本株を金利最小の0.1%で貸株した場合>

 日本株は銘柄によって最大13%近くまで貸株金利を得られるので、保有している銘柄によっては貸株にもうま味があるかもしれませんね。

貸株のメリット②:貸株していても配当金を受け取れる

 貸株していても、貸株金利とは別に、きちんと通常の配当金も受け取れます。

貸株のメリット③:いつでも売却可能

 貸株していても、通常の株と同様、貸し出し中の株の売買が可能です。

SBI証券と楽天証券の日本株「貸株サービス」の対象銘柄および金利一覧

 本記事に全銘柄を掲載しようと考えていましたが、4000銘柄を超え、確認しにくくなってしまうため、貸株サービスの対象銘柄および金利一覧の確認方法をお伝えします。

SBI証券の貸株サービス(日本株)の対象銘柄および金利一覧確認方法

 SBI証券で日本株の貸株サービスの対象銘柄および金利を確認する方法は次の2ステップです。

ステップ①:SBI証券の「口座管理」>「貸株」タブ>「貸株金利」>「貸株サービス適用金利一覧はこちら」を選択

SBI証券の貸株サービス(日本株)の対象銘柄および金利一覧確認方法
<SBI証券の貸株サービスの対象銘柄・金利を確認する手順>

ステップ②:「貸株サービス適用金利一覧」で、銘柄一覧および貸株適用金利を確認します。

SBI証券の貸株サービス(日本株)の対象銘柄および金利一覧確認方法
<SBI証券の貸株サービスの対象銘柄・金利を確認する画面>

SBI証券は⇩ボタンからSBI証券にログインして確認できます。

楽天証券の貸株サービス(日本株)の対象銘柄および金利一覧確認方法

 楽天証券で日本株の貸株サービスの対象銘柄および金利を確認するなら⇩のボタンから確認できます。

SBI証券の「米国貸株サービス(カストック【Kastock】)」の対象銘柄および金利一覧

 SBI証券のみ、米国株・米国ETFの貸株に対応した「米国貸株サービス(カストック【Kastock】)」サービスがあります。

SBI証券の「米国貸株サービス(カストック【Kastock】)」の人気銘柄および金利一覧

 SBI証券の貸株(カストック)では、人気の米国株や米国ETFどれも貸株金利は0.01%になります。

銘柄名銘柄コード市場貸株金利
アップルAAPLNASDAQ0.01%
iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETFAGGNYSEArca0.01%
アマゾン ドットコムAMZNNASDAQ0.01%
フェイスブック AFBNASDAQ0.01%
アルファベット AGOOGLNASDAQ0.01%
iシェアーズ コア 米国高配当株 ETFHDVNYSEArca0.01%
iシェアーズ S&P 500 ETFIVVNYSEArca0.01%
マイクロソフトMSFTNASDAQ0.01%
インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETQQQNASDAQ0.01%
SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETFSPYDNYSEArca0.01%
バンガード S&P 500 ETFVOONYSEArca0.01%
バンガード トータル ワールド ストックETFVTNYSEArca0.01%
バンガード トータルストックマーケットETFVTINYSEArca0.01%
バンガード 米国高配当株式ETFVYMNYSEArca0.01%
米国貸株サービス(カストック【Kastock】)対象ピックアップ銘柄および金利一覧

SBI証券の「米国貸株サービス(カストック【Kastock】)」の対象銘柄および金利一覧確認方法

 SBI証券で日本株の貸株サービスの対象銘柄および金利を確認する方法は次の2ステップです。

ステップ①:SBI証券の「口座管理」>「貸株」タブ>「貸株金利」>「貸株サービス適用金利一覧はこちら」をクリック

SBI証券の貸株サービス(カストック:米国株・ETF)の対象銘柄および金利一覧確認方法
<SBI証券の貸株サービスの対象銘柄・金利を確認する手順>

ステップ②:「米国株サービス 適用金利一覧はこちら」をクリック

SBI証券の貸株サービス(カストック:米国株・ETF)の対象銘柄および金利一覧確認方法
<SBI証券の貸株サービスの対象銘柄・金利を確認する手順>

ステップ③:「米国株式 貸株対象銘柄・金利」で確認します。

SBI証券の貸株サービス(カストック:米国株・ETF)の対象銘柄および金利一覧確認方法
<SBI証券の貸株サービスの対象銘柄・金利を確認する画面>

SBI証券は⇩ボタンからSBI証券にログインして確認できます。

貸株の使い道は塩漬けにしている個別株の救済程度に考えておきましょう

いかがでしたでしょうか?

貸株のメリットデメリットをまとめておきましょう!

貸株サービスのデメリット7つ
  • NISA預りは対象外
  • 単元未満株対象外
  • 貸株料(金利)と配当金相当額は「雑所得」になる
  • 外国税額控除を受けられない
  • 「分別管理義務」と「日本投資者保護基金制度」の対象外
  • 貸株サービスのコース設定を誤ると株主優待が貰えない
  • 長期保有特典や優遇の株主優待が貰えない
貸株サービスのメリット3つ
  • 貸株金利が貰える
  • 貸株していても配当金を受け取れる
  • いつでも売却可能

 貸株サービスを利用してもリスクが増えた分のメリットが小さすぎると感じます。

 貸株サービスの有用な使い道としては、塩漬けにしている株を貸株にして、年利0.1%程度の貸株金利を貰う程度です。

 微々たる個別株では、あまり大きな恩恵は受けられませんね。

以上、ご参考になれば幸いです。

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【終活・介護・相続】
 ここ5年ほど、祖父の「終活」「介護」「相続」に取り組んできました。
 艱難辛苦した経験を書いています。

【投資・資産運用】
 2019年6月の老後2000万問題から、投資・資産運用を開始。
 家計の見直しで1年間で400万円貯めました!
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