SBI証券は、業務継続性の観点でも、金融庁が提示する「顧客本位の業務運営」の指針に応える姿勢においても、長期投資を考えているかたに推奨できる証券会社ですよね。
2021年6月から、三井住友カードで投資信託の買付ができるようになり、0.5%のポイントバックで実質「0.5%リターン確定」が実現できるようになりました。
- 楽天証券からSBI証券に移管できるか知りたい
- 楽天証券からSBI証券に移管する方法を知りたい
こんなお悩みにお答えします。
という方が多いのではないでしょうか。
この記事では、楽天証券からSBI証券への移管について解説します。
ネット証券会社同士なら概ね同じ手続きになりますので、参考にできます。
ぬくぬくは、30年後、40年後を勘案しても、長期的にSBI証券なら安定して資産形成を続けていけると考えています。
3分くらいで、楽天証券からSBI証券へ移管する方法が分かりますので、ご一読いただけますと幸いです。
楽天証券からSBI証券へ移管するときに注意すべき2つのこと
楽天証券からSBI証券への移管を検討するうえで、注意すべき点が2つあります。
必ず注意点を確認して、移管すべきかどうかを、ご自分のライフプランに合っているかを十分に理解したうえで移管してください。
注意すべき点①:つみたてNISA・NISA口座の資産は移管できません!
つみたてNISA⇔一般NISAの勘定(区分)変更で注意すべき10のことでも記載しましたが、NISA関連口座は「年ごと」に「1つの証券会社」で管理されており、その資産は移管できません。
注意すべき点②:楽天証券と楽天銀行の自動入出金(スイープ)設定変更が必要
楽天証券と楽天銀行で、自動入出金(スイープ)を設定している場合、移換手数料を楽天証券の総合口座に残しておく必要があります。
従って、「移管手数料3,300円(税込)×移管する銘柄数」分のお金を楽天証券に残しておく必要があります。
自動入出金(スイープ)は、毎営業日22:00以降に、楽天証券から楽天銀行へ自動出金されます。
楽天証券の総合口座にお金を残して置くための設定方法は
楽天証券ログイン>マイメニュー>楽天銀行連携(マネーブリッジ)
から、楽天証券の「自動出勤時に楽天証券口座に〇万円残す」を設定します。
「日本株式」を楽天証券からSBI証券へ移管する方法
①口座管理タブから「移管・買取請求」
②「移管先の入力」ステップで移管先証券会社で以下の内容を入力して「次へ」
No | 入力項目 | 入力値 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 証券会社名 | SBI証券 | |
2 | 部支店名 | インターネット | |
3 | 部支店コード | SBI証券の口座番号欄の 前3桁数字 | SBI証券のお客様情報設定・変更の 「ご登録情報」画面の「口座番号」項目 |
4 | 部支店の所在地 | 東京都港区 | |
5 | 口座番号 | SBI証券の口座番号欄の 後ろ7桁数字 | SBI証券のお客様情報設定・変更の 「ご登録情報」画面 の「口座番号」項目 |
6 | 移管先機構加入者コード | 1125660 | |
7 | 移管先加入者コード | 11256+SBI証券の 加入者口座コード | SBI証券のお客様情報設定・変更の 「ご登録情報」画面の「加入者口座コード」 |
③「銘柄の選択(銘柄数入力)」ステップで銘柄と注意事項にチェックを入れて「確認」
④「取引暗証番号」入力して「株式移管」
これで完了。
日本株なら、これだけで手続きが終わります。かんたんですね。
「米国株式」「中国株式」を楽天証券からSBI証券へ移管する方法
外国株式を特定口座で保有している場合、
楽天証券の一般口座へ振替 → 他社の一般口座へ移管
楽天証券の特定口座へ振替 → 他社の特定口座へ移管
という流れになります。
大きな流れは次のとおりです。
- 外国証券移管依頼書を請求
- 外国証券移管依頼書を返送
- 約2週間後に手続き完了
ステップ①:外国証券移管依頼書を請求
①口座管理タブから「移管・買取請求」
②「商品の選択」ステップで米国株式、中国株式それぞれ別に「申込」を選択
③「送付先の確認」ステップで送付先が正しいか確認して「次へ」
④「銘柄の選択(銘柄数入力)」ステップで移管する銘柄の数を入力して「次へ」
⑤「入力内容の確認」ステップで「書類請求」
ステップ②:外国証券移管依頼書を返送
専用封筒への同封物は次のとおり。
- 外国証券移管依頼書(振替(移管)する株式の銘柄名 と株数などを記入)
- 所定の本人確認書類
ステップ③:約2週間後に手続き完了
2週間程度かかるようですね。
参考リンク
楽天証券の外国株式の振替(移管)はこちら
米国株ならSBI証券の「まるっとおまかせプログラム」を活用しよう!
楽天証券の「外国株式移管」は、入庫も出庫も手数料がかかりませんので、楽天証券から外国株式だけの移管であれば気にする必要はありません。
外国株式を移管する際に手数料はかかりますか?
当社から他社へ株式を移管する場合、他社から当社へ移管する場合、どちらも当社での手数料はかかりません。
ただし、他社においては手数料がかかる場合があります。あらかじめご確認ください。
(引用)楽天証券「よくある質問」より
もし他の証券会社から移管したいとき、SBI証券では、米国株・米国ETFを他社から出庫で発生した手数料をSBI証券が全額負担(SBI証券総合口座に入金)してくれます!
「他社での出庫手数料の領収書」を提出するだけなので、是非活用しましょう!
提出する移管手数料の領収書は画面ハードコピーでもOK
※移管手数料領収証の発行を行っていない証券会社の場合、日付、移管対象銘柄名、移管手数料が記載されている当該証券会社のWEBサイト画面のハードコピーを、領収証の代わりとしてお受付いたします。
(引用)SBI証券「米国株式移管入庫手数料まるっとおまかせプログラム!」より
SBI証券に提出する移管手数料の領収書は、楽天証券の移管手数料が分かる画面ハードコピーを提出すればOKです。
実際に楽天証券の画面ハードコピーを提出して、移管完了している方のツイートはこちら。
楽天 ⇒ SBIへの移管は、今週の日曜夜〜月曜朝の間に移管が完了したようです。(8営業日かかりました。)
— りー君@節約系SE (@reekun0729) December 8, 2021
SBIのキャンペーンにある通り、申込用紙を記入して投函完了✨
注意事項に記載の通り、移管手数料の領収書が発行されないのでスクショを印刷したものを添付したけど、何の価値があるかは不明😅 https://t.co/0M36QXUY2o
SBI証券の「まるっとおまかせプログラム」の概要
SBI証券の「まるっとおまかせプログラム」のキャッシュバックスケジュール
キャッシュバックのスケジュールは次のとおりです。
投資信託入庫月 | 投資信託入庫申込書受付期間 | キャッシュバック時期(予定) |
---|---|---|
4月~5月 | 6月第3金曜日 | 6月末頃 |
6月~7月 | 8月第3金曜日 | 8月末頃 |
8月~9月 | 10月第3金曜日 | 10月末頃 |
10月~11月 | 12月第3金曜日 | 12月末頃 |
12月~1月 | 2月第3金曜日 | 2月末頃 |
2月~3月 | 4月第3金曜日 | 4月末頃 |
キャッシュバック先は「SBI証券の総合口座」になります。
SBIハイブリッド預金を開設している人は、キャッシュバックが振り込みされた「翌営業日」に自動的にSBIハイブリッド預金へ振り替わると思います。
「投資信託」を楽天証券からSBI証券へ移管する方法
投資信託の移管は、同じ口座種類同士での移管になるため、
楽天証券の一般口座 → SBI証券の一般口座へ移管(簿価)
楽天証券の特定口座 → SBI証券の特定口座へ移管(簿価)
という流れになります。
振替手数料で「1銘柄あたり3,300円(税込み)」かかります。
楽天証券側の預り金に、振替手数料分の金額を残しておく必要があります。
MMF・外貨建てMMFは移管できません。
つみたてNISA・一般NISA口座の投資信託は移管できません。
移管前(楽天証券)の取得単価は、簿価で移管後(SBI証券)へ引き継ぎます。
既に移管先(SBI証券)で同じ投資信託を保有している場合は、取得単価が簿価で合算されます。
大きな流れは次のとおり。
- 投信口座振替依頼書を印刷
- 投信口座振替依頼書を郵送
- 約2か月後に手続き完了
ステップ①:投信口座振替依頼書を印刷
- 移管先の金融機関
- 移管希望の投資信託
を決めて、楽天カスタマーサービスに「投信口座振替依頼書」を請求します。
ステップ③:投信口座振替依頼書を返送
専用封筒への同封物は次のとおり。
- 投信口座振替依頼書
- 所定の本人確認書類
楽天証券の返信用ラベルは、ダウンロードした投信口座振替依頼書のPDFの最終ページに付属していますので、本ラベルを印刷・貼り付けて返送します。
ステップ④:約2週間後から2か月後に手続き完了
移管には、2週間から最長2か月程度かかります。
投資信託移管の注意事項3点
投資信託を移管するとき、注意事項3点あります。
- 楽天証券に「投信口座振替依頼書」が到着してから移管先への振替手続きが完了するまで、インターネットでの投資信託の取引が停止になる
- 楽天証券にて「投信口座振替依頼書」を受付けた後は、内容の変更・取消しできない
- 移管の手続き中の分配金は、楽天証券の取引口座に支払われる場合がある
投資信託の移管ならSBI証券の「投信お引越しプログラム」を活用しよう!
SBI証券は、2022年1月1日から、投資信託移管にかかる手数料(1銘柄あたり税込3,300円)をキャッシュバックしてくれるキャンペーンが恒久化して「投信お引越しプログラム」となりました。
キャンペーン期間 | キャンペーン内容 | 書類受付期間 | キャッシュバック時期 |
---|---|---|---|
2022年1月より恒久化 | 移管元金融機関で支払った 出庫手数料を全額負担 【提出書類】 投信お引越しプログラム申込書 返信用封筒 | 別表のとおり。 | 別表のとおり。 |
【終了済み】 2021/10/11(月) ~2021/12/10(金) | 移管元金融機関で支払った 出庫手数料を全額負担 【提出書類】 キャンペーン申込書 返信用封筒 | 2021/10/11(月) ~2021/12/24(金) | 2022年1月 |
【終了済み】 2021/6/16(水) ~2021/8/31(火) | 移管元金融機関で支払った 出庫手数料を全額負担 【提出書類】 キャンペーン申込書 返信用封筒 | 2021/6/16(水) ~2021/9/15(水) | 2021年9月末ごろ |
提出する移管手数料の領収書は画面ハードコピーでもOK
※移管手数料領収証の発行を行っていない証券会社の場合、日付、移管対象銘柄名、移管手数料が記載されている当該証券会社のWEBサイト画面のハードコピーを、領収証の代わりとしてお受付いたします。
(引用)SBI証券「投信お引越しプログラム」より
SBI証券に提出する移管手数料の領収書は、楽天証券の移管手数料が分かる画面ハードコピーを提出すればOKです。
SBI証券の「投信お引越しプログラム」キャッシュバックスケジュール
キャッシュバックのスケジュールは次のとおりです。
投資信託入庫月 | 投資信託入庫申込書受付期間 | キャッシュバック時期(予定) |
---|---|---|
4月~5月 | 6月第3金曜日 | 6月末頃 |
6月~7月 | 8月第3金曜日 | 8月末頃 |
8月~9月 | 10月第3金曜日 | 10月末頃 |
10月~11月 | 12月第3金曜日 | 12月末頃 |
12月~1月 | 2月第3金曜日 | 2月末頃 |
2月~3月 | 4月第3金曜日 | 4月末頃 |
キャッシュバック先は「SBI証券の総合口座」になります。
SBIハイブリッド預金を開設している人は、キャッシュバックが振り込みされた「翌営業日」に自動的にSBIハイブリッド預金へ振り替わると思います。
SBI証券の「投信お引越しプログラム」の恒久化はいつから?
SBI証券の「投信お引越しプログラム」は、明確な開始日の記載はありませんが、2022年1月1日から開始されています。
念のため、SBI証券に問い合わせましたが「「【投資信託移管入庫手数料はSBIが全額負担!】投信お引越しプログラム!」については、2022年1月1日以降から適用となります。」と回答いただきました。
SBI証券はぬくぬくもメインにしている証券口座です!
SBI証券は定期買付や、実際に老後取り崩していくとき(出口戦略)に定期売却(定額や定率で売却)ができます。
私もメインにしているおススメの証券口座です!
SBI証券で口座開設(無料)/口座数はネット証券No.1SBI証券に移管するなら、併せて住信SBIネット銀行との相性がバツグンですので、気になる方はSBI証券×住信SBIネット銀行を口座開設するメリットとデメリットをご覧ください。
2021年6月からは、三井住友カードで投資信託の買付ができるようになり、0.5%のポイントバックで実質「0.5%リターン確定」が実現できるようになりました。
実際に三井住友カード+SBI証券で積立投資については「SBI証券+三井住友カードのクレジットカード積立投資を徹底解説!」をご覧ください。
他の証券会社と比較したい場合はネット証券会社を徹底比較!失敗しない証券会社の選び方をご覧ください。
資産運用・投資については「誰でもできる!家計の見直しや資産運用の始め方から出口戦略のまとめ」にまとめていますので、是非ご覧ください。