松井証券からSBI証券へ「投資信託」を移管するには、手続きが必要で、ある程度の期間が必要になります。
松井証券からSBI証券へ投資信託を移管する方法を知りたい
こんなお悩みにお答えします。
本記事をご覧の方は
という方が多いのではないでしょうか。
本記事では、松井証券からSBI証券へ、投資信託の移管手続き方法を解説します。
2024年からSBI証券で新NISAを始める方!ご参考にしてみてくださいね
5分くらいで、松井証券からSBI証券へ移管する方法が分かりますので、ご一読いただけますと幸いです。
松井証券からSBI証券へ移管するときに注意すべき8つのこと
松井証券からSBI証券へ移管するときに、注意しておくべきことが8つあります。
注意点①:移管手続きには1か月前後かかる
証券会社変更やっと終了しました!
— しん🌿 (@shin20206) January 20, 2023
今年変更される方多いと思いますので、こちらのツイートをご参考までに!
松井証券からSBI証券へのNISA口座移管はトータルで1か月ほどかかりました。
現行NISA使えるのも今年だけなので、考えて今後の勉強のために使う枠になると思います。 https://t.co/bgpnfmqTGX
松井証券からSBI証券移管の注意点1つ目は、移管手続きに1か月前後かかることです。
松井証券へ移管を申し込んでから、SBI証券の保有残高に反映されるまで、概ね1か月を見込んでおきましょう!
注意点②:移管手続き中は売却できない
松井証券からSBI証券移管の注意点2つ目は、移管手続き中、移管するファンドや株の売却ができないことです。
もし、移管手続き中に暴落が来たとしても、売却できません。
注意点③:移管手数料は3,300円(税込)/1銘柄かかる
松井証券からSBI証券移管の注意点3つ目は、移管手数料が1銘柄につき、3,300円(税込)かかることです。
例えば、投資信託を10ファンド移管するとしたら、移管手数料が33,000円(税込)かかります。
注意点④:証券口座に手数料分を残す
松井証券からSBI証券移管の注意点4つ目は、松井証券の証券口座へ、移管にかかる手数料を残しておく必要があることです。
「投資信託口座」ではNGです。
例えば、松井証券の投資信託を10ファンド移管するとしたら、松井証券の「証券口座」に、33,000円の現金を残しておく必要があります。
もし、手数料分の現金が無い場合、移管されません。
注意点⑤:一般口座と特定口座間での移管はできない
松井証券 (移管元) | SBI証券 (移管先) | 移管できる? |
---|---|---|
特定口座 | 特定口座 | 〇 |
特定口座 | 一般口座 | △ |
一般口座 | 特定口座 | × |
一般口座 | 一般口座 | 〇 |
松井証券からSBI証券移管の注意点5つ目は、移管元と移管先で口座区分が異なる移管ができないことです。
例えば、松井証券の一般口座で保有している投資信託を、SBI証券の特定口座に移管できません。
注意点⑥:一般NISA・つみたてNISA口座は移管できない
松井証券からSBI証券移管の注意点6つ目は、NISA口座は移管できないことです。
NISA口座で知っておくべき12のポイントでも記載しましたが、NISA口座は年毎に管理されており、過年度分のNISA口座は他社に移管できません。
「NISA口座を移管」と聞いたら、今年または来年のNISA口座を、別の証券会社の口座にした、という意味です。
注意点⑦:SBI証券で取り扱いが無い商品は移管できない
松井証券からSBI証券移管の注意点7つ目は、SBI証券で取り扱っていない投資信託を移管できないことです。
優良投資信託であるeMAXISシリーズなどであれば、SBI証券でも取り扱っていますのでご安心を。
注意点⑧:移管する銘柄は全口数移管となる(一部だけ移管はできない)
松井証券からSBI証券移管の注意点8つ目は、移管するファンドや銘柄は、全口数移管になることです。
例えば、松井証券でeMAXIS Slim S&P500を10,000口保有していて、SBI証券へ移管するとき、10,000口全てSBI証券へ移管となります。
10,000口のうち、5,000口だけ移管するような、「一部移管」はできません。
「投資信託」を松井証券からSBI証券へ移管する方法8ステップ
松井証券から投資信託をSBI証券へ移管する方法は、9ステップで可能です。
SBI証券の口座が未開設の場合、『SBI証券』完全ガイドをご覧いただき、口座開設してください。
投信移管ステップ①:移管先(SBI証券)で取り扱いがあるか確認
投信移管ステップ①では、移管先のSBI証券で、松井証券から移管したい投資信託の取り扱いがあるかを確認します。
移管先に取り扱いが無い投資信託は移管できません。
優良投信であるeMAXISシリーズなどの投信は取り扱っています。
投信移管ステップ②:証券総合取引口座に移管手数料があるか確認
投信移管ステップ②では、移管手数料(3,300円×移管するファンド数)が、松井証券の総合口座に残っているか確認します。
もし、3ファンドを松井証券からSBI証券へ移管する場合、
3ファンド×3,300円(税込)=9,900円(税込)
の現金残高が残っている必要があります。
投信移管ステップ③:上場株式等移管依頼書をダウンロード
投信移管ステップ③では、松井証券から「上場株式等移管依頼書」を取得します。
松井証券「手続書類一覧」から、以下のファイルをダウンロード
- 一般口座の場合:「口座振替依頼書(振替投資信託受益権)」
- 特定口座の場合:「特定口座内保管上場株式等移管依頼書(振替投資信託受益権)」
- 宛名ラベル
を印刷します。
投信移管ステップ④:「特定口座内保管上場株式等移管依頼書」を記入
投信移管ステップ④では、「特定口座内保管上場株式等移管依頼書」を記入します。
お客様口座番号(=ログインID)・部店コードの確認方法
松井証券の上場株式等移管依頼書は、以下のとおり入力します。
お客様の口座番号は「ログインID」を記入します。
移管元(松井証券)の部支店コードは「松井証券ログイン>口座管理>電子書面閲覧>検索」 で表示される「取引報告書」などを確認し、「お客様コードの左3桁」を記入します。
「移管先(受方=SBI証券)の特定口座の明細」記入方法
「特定口座内保管上場株式等移管依頼書」に書く「移管先(SBI証券)特定口座情報」を確認する方法は、SBI証券ログイン>口座情報>お客様口座情報から確認できます。
記入項目 | 記入内容 |
---|---|
金融商品取引業者等名 | 株式会社SBI証券 |
部支店名 | 本店 |
部支店コード | 口座番号欄の「ハイフン(-)前の3桁」 |
部支店の所在地 | 東京都港区六本木1丁目6番1号 |
お客様の口座番号 | 口座番号欄の「ハイフン(-)後の7桁」を右詰め |
「移管上場株式等の明細」記入方法
銘柄名 | 移管したい銘柄名を記入 |
数量(口) | 口数を記入 |
松井証券(投資信託)ログイン>投信取引>残高照会 で「銘柄」「口数」を確認て記入します。
投信移管ステップ⑤:松井証券に必要書類を郵送
投信移管ステップ⑤では、松井証券に必要書類を郵送します。
郵送する際の封筒は定型サイズを利用し、宛名ラベルを印刷して、封筒へ糊付けします。
- 表面に赤文字で、振替依頼書在中と記入すること
- 裏面に住所・氏名を記入すること
を忘れずに。
投信移管ステップ⑥:10日以上後にSBI証券に入庫
投信移管ステップ⑥では、移管依頼書を郵送してから10営業日程度でSBI証券に入庫されます。
投信移管ステップ⑦:出庫手数料の領収書を印刷
投信移管ステップ⑦では、出庫手数料の領収書発行します。
松井証券ログイン>「資産状況」タブ>「取引履歴」で確認できます。
該当ページを「Ctrl+P」などで印刷して、出庫手数料の部分にマーカーを引いておきましょう。
出庫手数料の領収書は、SBI証券の「投信お引越しプログラム」で、移管手数料をキャッシュバックしてもらうために必要です。
投信移管ステップ⑧:SBI証券の「投信お引越しプログラム!」を申請
投信移管ステップ⑧では、SBI証券の投信お引越しプログラムの申請を行います。
投資信託の移管手数料を全額負担してくれるSBI証券の「投信お引越しプログラム」
SBI証券は、2022年1月1日から、投資信託移管にかかる手数料(1銘柄あたり税込3,300円)をキャッシュバックしてくれるキャンペーンが恒久化して「投信お引越しプログラム」となりました。
キャンペーン期間 | キャンペーン内容 | 書類受付期間 | キャッシュバック時期 |
---|---|---|---|
2022年1月より恒久化 | 移管元金融機関で支払った 出庫手数料を全額負担 【提出書類】 投信お引越しプログラム申込書 返信用封筒 | 別表のとおり。 | 別表のとおり。 |
SBI証券の「投信お引越しプログラム」キャッシュバックスケジュール
SBI証券の「投信お引越しプログラム」による、キャッシュバックのスケジュールは次のとおりです。
投資信託入庫月 | 投資信託入庫申込書受付期間 | キャッシュバック時期(予定) |
---|---|---|
4月~5月 | 6月第3金曜日 | 6月末頃 |
6月~7月 | 8月第3金曜日 | 8月末頃 |
8月~9月 | 10月第3金曜日 | 10月末頃 |
10月~11月 | 12月第3金曜日 | 12月末頃 |
12月~1月 | 2月第3金曜日 | 2月末頃 |
2月~3月 | 4月第3金曜日 | 4月末頃 |
キャッシュバック先は「SBI証券の総合口座」になります。
SBIハイブリッド預金を開設している人は、キャッシュバックが振り込みされた「翌営業日」に自動的にSBIハイブリッド預金へ振り替わると思います。
まだSBI証券の口座開設がまだの方へ
恐らく、本記事が多くの方に見て頂けるのは、新NISAに向けて、SBI証券へ資産をひとまとめにすることを考え始めたタイミングでしょう。
SBI証券は、ぬくぬくもメインの証券口座です。
2023年時点では、「とりあえず、SBI証券の口座を作っておけば、出来ないことは無い」という証券口座になっています。
むしろ、万が一のために、SBI証券と並んで、我々が老後も使い続けられて、サービスを切磋琢磨してくれるようなネット証券会社はまだか!?と思っているほどです。
SBI証券に興味をお持ちでしたら『SBI証券』で投資信託・米国ETF投資の完全ガイド!画像65枚で解説!で詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
他のネット証券などの記事は「誰でもできる!家計の見直しや資産運用の始め方から出口戦略のまとめ」にまとめていますので、是非ご覧ください。
以上、ご参考になれば幸いです。