SBI証券でIPOに当選した方、おめでとうございます!
本記事をご覧の方は
SBI証券でIPOの初値売りって、具体的にどうやればいいの?
とお悩みでしょう。(私もそうでした)
本記事では、SBI証券でIPO株の初値売りのやり方から、損益の確認方法まで、画像付きでくわしく解説します。
ぬくぬくが実際にSBI証券で初値売りしたときのやり方を解説しています
SBI証券のIPOで初値売りまでの流れ8ステップ
ステップ①:IPO当選メールが届く
IPOの抽選結果の日に、IPO当選メールが届きます。
ステップ②:購入意思表示期限までに「当選株購入」する
IPOに当選したら、SBI証券の抽選結果に「当選/●●●株」と表示されます。抽選直後は買えません。
「購入意思表示」~「購入意思表示期限」(上画像の例なら12/15 0:00~12/19 12:00)になると、「当選株購入」ボタンが有効になります。
「当選株購入」ボタンをクリックします。
「契約締結前交付書面を閲覧する」ボタンをクリック。
「新規公開株式の契約締結前交付書面(PDF)」をクリックします。
「新規公開株式の契約締結前交付書面」がPDFで表示されるので、内容を確認して×で閉じます。
有効になった「内容を理解しました」ボタンをクリックします。
「目論見書を閲覧する」ボタンをクリックします。
「新株式発行並びに株式売出届出目論見書の訂正事項分」のPDFファイルが表示されるので「✖」で閉じます。
「新規上場株式購入意思表示」画面が表示されるので、
- 預り区分(NISA口座、特定口座、一般口座)
- 購入意思株枚数(購入する株数)
- 取引パスワード
を入力して「意思表示確認画面へ」ボタンをクリックします。
「新規上場株式購入意思表示確認」画面が表示されるので、購入条件に問題なければ「購入」ボタンをクリックします。
「新規上場株式購入意思表示受付」画面が表示されれば、購入手続き完了です。
新規上場株式ブックビルディングの画面に戻ると、「購入意思表示」項目に購入した内容が反映されます。
- QSBI証券でIPO購入するにはいつまでに入金すればいい?
- A
購入意思表示期限までに入金すればOKです。購入意思表示期限翌日に買付余力から引き落としされます。
ステップ③:株式募集取引報告書が交付される
購入意思表示期限日の15:00過ぎころ、「株式募集取引報告書交付」のメールが届きます。
株式募集取引報告書には、購入するIPO株の
- 銘柄
- 清算日(買付余力から引き落とされる日)
- 1株あたりの単価
- 預かり口座区分
- 約定金額
などが記載されています。
ステップ④:買付余力から引き落としされる
株式募集取引報告書の清算日に、買付余力からIPO株購入代金が引き落としされます。
上図の例では、住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金から引き落としされています。
ステップ⑤:保有証券に反映される
IPO株購入代金引き落としされると、SBI証券の保有証券一覧に、購入したIPO株が表示されます。
ただし、「現売」を選択しても、上場日を迎えるまで売却注文を出せません。
ステップ⑥:上場日4:00頃~に初値売りを注文する
上場日当日の朝4:00~8:58の間に、IPO株を初値で成行売却します(=初値売り)、
SBI証券ログイン>口座管理>口座(円建)>保有証券タブ>「現売」リンクをクリックします。
IPO株の注文入力(現物売)画面で、売却条件を入力します。
- 枚数・・・購入したIPO株の枚数
- 価格・・・成行(条件なし)
- 期間・・・当日中
を選択し、取引パスワードを入力して「注文確認画面へ」ボタンをクリックします。
「注文確認(現物売)」画面で、売却条件に問題なければ「注文発注」ボタンをクリックします。
注文受付(現物売)画面で、「ご注文を受け付けました。」が表示されれば、初値売りの注文は完了です。
問題無く注文されているか確認する際は、画面右下の「注文照会」リンクをクリックします。
「注文一覧」画面の注文状況項目が「注文中」となっていれば、問題なく初値売りで注文されています。
ステップ⑦:上場日9:00頃~初値売り結果を確認する
上場日9:00頃以降、初値が付けば、初値売りの結果を確認できます。
SBI証券ログイン>取引>注文照会 取消・訂正>「全ての注文」を選択して検索すると、初値売りしたIPO株が、いくらで約定したのかを確認できます。
トータルいくらで売却となったかは、「当日約定一覧」で、取引総額を確認できます。
ステップ⑧:損益を確認する
最後に、IPO株の初値売りで得た損益を確認します。
SBI証券のトップ画面の「My資産」をクリックします。
My資産の「実現損益詳細」検索画面で、「照会」ボタンをクリックします。
照会結果画面が表示されたら「国内株式(現物)」リンクをクリックします。
「実現損益」項目で、損益が確認できます。
以上が、IPO株の初値売りから損益確認までの流れです。
参考リンクSBI証券「新規上場銘柄の上場初日の注文はいつから発注することができますか?(初値成立前・初値成立後ごとにご案内)」
SBI証券で100万円以下の初値売りするならプランを確認しておこう!
SBI証券のアクティブプランの場合、約定代金100万円以下なら、手数料が0円になります。
具体的なプラン変更方法は次のとおり。
国内株式手数料プラン変更手順
SBI証券へログイン>口座管理>お客様情報 設定・変更>お取引関連・口座情報>変更 をクリックします。
「変更する」ボタンをクリックすると、プランを変更できます。
もし、スタンダードプランになっている場合、アクティブプランへ変更しておきましょう!
手数料プランはいつでも何回でも変更できる
なお、手数料プランは1日に1回、変更可能。
手数料プランの反映は基本的に翌日
変更後のプランが反映されるタイミングは
- 月~金(23:29)までの変更お手続き→翌日適用
- 土、日の変更お手続き→火曜日適用
表にすると、以下のとおり。
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
変更手続き実施 | ① (~23:29) | ② (~23:29) | ③ (~23:29) | ④ (~23:29) | ⑤ (~23:29) | ⑥ | ⑦ |
反映タイミング | – | ①⑥⑦反映 (0:00~) | ②反映 (0:00~) | ③反映 (0:00~) | ④反映 (0:00~) | ⑤反映 (0:00~) | – |
【豆知識】保有するIPOを初値売りしたとき、どの優先順位で売られる?
ふと、IPOを初値売りを出したとき、どういう優先順位で買われるのか、気になりませんでしたか?
答えは以下のとおり。
まず、大前提として、証券取引所では「競争売買の原則」に基づき売買されます。
競争売買の原則は、さらに細かく「価格優先の原則」および「時間優先の原則」に分かれています。
価格優先の原則・・・成行注文→指値注文の優先順に売買される。
買いの場合、価格の高い方が優先。
売りの場合、価格の安い方が優先。
時間優先の原則・・・同じ価格の売買なら、証券取引所が受け付けた時間が早い方が優先。
したがって、IPOの初値売りの場合、上場日初値の成行注文ですので、最優先での取り引きとなります。
なお、IPOの初値売り同士の場合、始値決定タイミングの同時注文になるため、時間優先の原則は適用されません。
決して「必ず儲かる」などと思わないこと!!私の初めてのIPOは損でした。
IPO株の初値売りは、おおむね失敗しない、儲けが出る、と見聞きしていませんでしたか?
残念ながら、私が初めてIPOに当選し、初値売りをした結果、1,800円で買い、初値は1,760円で、40円×100株=▲4,000円の損でした。(手数料分もマイナス)
IPO当選に浮かれて、初値売りに期待しても、市場は生き物です。
得をするか、損をするかは、実際に初値がついてみなければわかりません。
実際にIPOの初値売りを体験し、例の少ない、ただ確実にありうる「IPO初値売りでの損」の辛酸をなめた私からのメッセージです。
「必ず儲かると思うな!!」
とは言え、今後も優良と思われるIPO株の初値売りは行っていきますよ。やはり儲かる確率は高いですからね♪
以上、ご参考になれば幸いです。