2024年1月に新NISAが始まり、旧NISAの一般NISA枠で投資していた分について、順次、非課税期間を終えていることでしょう。
SBI証券のWebサイトのUIが変更になったことで、旧NISA分の情報をどう確認すればよいのか、迷っていませんか?

SBI証券で、旧NISAで非課税期間が終わる分を確認したい!
こんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
本記事では、SBI証券の旧NISAで、いつ、どのくらい買ったのかを確認できる方法について解説します。

ぬくぬくも確認方法が分からなかったので、情報共有していきますよー
そもそも旧NISAの非課税期限はいつまで?
そもそも、旧NISAの非課税期限はいつまでなのでしょうか?
| 比較項目 | ![]() つみたてNISA | ![]() 一般NISA | ![]() 新NISA |
|---|---|---|---|
| 非課税投資枠 | 40万円/年 | 120万円/年 | つみたて投資枠:120万円/年 成長投資枠:240万円/年 |
| 非課税期間 | 最長20年間 | 最長5年間 | 無期限 |
| 口座開設期間 | 2042年まで | 2023年まで | 2024年~無期限 |
旧NISAのつみたてNISAは「20年間」、一般NISAは「5年間」です。
一般NISAについて、2024年以降は、ロールオーバーはできなくなりました。
非課税期限を超えたらどうなる?
旧NISA(つみたてNISA・一般NISA)は、非課税期限を超えたら、超えた年の1月1日付で特定口座に、自動的かつ強制的に移管されます。
具体的には、
- 旧NISA口座で非課税期間を終える口数分を売却(前年12月末日の終値)
- 売却額をもとに再度、「特定口座」で買い付け
されます。
非課税期限一覧表
非課税期限を終える年表を一覧表にしました。
| 旧NISAで 投資した年 | ![]() 一般NISA 非課税期間終了年月日 | ![]() つみたてNISA 非課税期間終了年月日 |
|---|---|---|
| 2014年(H.26) | 2018(H.30)年12月31日 | – |
| 2015年(H.27) | 2019(R.1)年12月31日 | – |
| 2016年(H.28) | 2020(R.2)年12月31日 | – |
| 2017年(H.29) | 2021(R.3)年12月31日 | – |
| 2018年(H.30) | 2022(R.4)年12月31日 | 2037(R.19)年12月31日 |
| 2019年(R.1) | 2023(R.5)年12月31日 | 2038(R.20)年12月31日 |
| 2020年(R.2) | 2024(R.6)年12月31日 | 2039(R.21)年12月31日 |
| 2021年(R.3) | 2025(R.7)年12月31日 | 2040(R.22)年12月31日 |
| 2022年(R.4) | 2026(R.8)年12月31日 | 2041(R.23)年12月31日 |
| 2023年(R.5) | 2027(R.9)年12月31日 | 2042(R.24)年12月31日 |
現在は、2025年なので、旧NISAのうち、「2021年に一般NISA」で投資していた分の非課税が、2026年1月1日に終了(特定口座に自動移管)されます。
SBI証券の旧NISAの「一般NISA」「つみたてNISA」枠の確認方法5ステップ
SBI証券で、
を確認する方法は以下のとおりです。
確認ステップ①:SBI証券から「NISA」タブをクリック
確認ステップ②:「旧NISA口座管理」をクリック
確認ステップ③:旧NISA口座管理画面を下へスクロール
確認ステップ④:旧NISA/旧つみたてNISA保有証券(前日基準)を表示する
確認ステップ⑤:非課税が終わる年(タブ)を指定して「取得年」「保有口数」を確認
これで、SBI証券の旧NISAで、いつ(非課税年)・どのくらい(口数)投資していたか、を確認できます。
SBI証券の旧NISAを新NISAへ切替(移行)する方法5ステップ
では、旧NISAで、非課税期間を終える前に売却しようとする投資信託の銘柄とその口数が把握できたところで、SBI証券の旧NISAを新NISAへ切り替え(移行)する方法を解説していきます。
切替ステップ①:非課税期間内に売却が間に合うか確認
投資信託の「年内最終日・年初初日受け渡し」になる注文期限カレンダーの「年内売却(受渡)に間に合う売却注文日」を確認し、特定口座移管前に売却注文を出し、年内に受渡が行われるかを確認します。
なぜ、年内受け渡しに間に合うか確認するのかは「投資信託を新NISAへ移管するための売却・買付はいつまでにやれば?」に記載しているとおり、課税されるか否かです。
参考リンク投資信託の「年内最終日・年初初日受け渡し」になる注文期限カレンダー
参考リンク投資信託を新NISAへ移管するための売却・買付はいつまでにやれば?
切替ステップ②:SBI証券の投資信託メニューから売却する投資信託を選択

SBI証券へログインして、投資信託タブの「保有ファンド」を選択します。
「旧NISA預かり」セクションから、非課税期間を終える投資信託を確認し、「売却」ボタンをクリック。
※旧NISAでしか保有していない商品は、NISAタブでは表示されません。
切替ステップ③:預かり区分を「旧NISA」、取引種別を「口数売却」を選択

売却したい投資信託を選択できたら、「預かり区分」を「旧NISA」に、「取引種別」を「口数売却」に変更します。
※画面左側に「預かり区分(旧NISA)」が表示されていますが、あくまで旧NISAのすべての年の資産合計です。
非課税が終わる口数ではありませんのでご注意を!
切替ステップ④:非課税が終わる「口数」を入力

上記、SBI証券の旧NISAの「一般NISA」「つみたてNISA」枠の確認方法5ステップで確認した口数を入力。
入力が終わったら売却注文を出します。
切替ステップ⑤:新NISA枠で買付
売却が終わったら、任意のタイミングで、新NISA枠で買い付けすればOKです。
これで、旧NISAのうち非課税期間を終える口数分を、新NISAへ移管できます。
実は、SBI証券のUI変更前には、売却時に確認できていた

SBI証券の「NISA預りの口数も“きっちり”売却!金額買付で保有している投資信託の売却に口数指定を追加」にあるとおり、以前のUIでは、売却するときに、NISAの口数がリンクになっていて、保有年ごとの口数をすぐに確認できるようになっていました。
残念ながら、UIが変わってしまった現在では、総口数しか確認できず、リンクも表示されません。
この機能、新UIでも実現してほしいものですね。
以上、ご参考になれば幸いです。











