2024年春から「Tポイント」と「Vポイント」が統合し、「青と黄色のVポイント」へと変わります。
アクティブユーザーも、Tポイントが7,000万、Vポイントが1,600万で、合計8,600万分で、最大のポイント経済圏が確立することになります。
- TポイントとVポイントが統合したらどうなるの?
- メリット・デメリットは?
こんなギモンにお答えします。
本記事をご覧の方は
という方が多いのではないでしょうか。
本記事では、2024年春に始まる”青と黄色のVポイント”について、今分かっていることを解説していきます。
ぬくぬくは、今までどおり、「SBI証券クレカ積立」と「対象のコンビニや飲食店」でVポイントを貯めていく予定ですよー
5分くらいで、青と黄色のVポイントについての公開されている情報と、メリット・デメリットが分かりますので、ご一読いただけますと幸いです。
- 青と黄色のVポイント概要
- 要点①:2024年4月22日からTポイントがVポイントに統合
- 要点②:統合後のポイントの表記は「青と黄色のVポイント」
- 要点③:Tカード・モバイルTカードで貯まるポイントは「青と黄色のVポイント」に変わる
- 要点④:三井住友カードで貯まるポイントは「青と黄色のVポイント」に変わる
- 要点⑤:Tポイント提携店の三井住友カード利用でポイント1.5%~2%還元へ!
- 要点⑥:既存の「Tポイント」と「Vポイント」は自動移行
- 要点⑦:Tポイント・Vポイントはひとまとめにできる
- 要点⑧:TポイントとVポイントの1ポイント=青と黄色のVポイントの1ポイント
- 要点⑨:有効期限の考え方が変わる(Vポイント利用者向け)
- 要点⑩:VポイントアプリにTポイントサービスが搭載
- TポイントとVポイント統合のメリット5つ
- TポイントとVポイント統合のデメリット2つ
- さいごに:2024年4月22日に拡張されるVポイント経済圏に向けて準備しよう!
- 参考リンク(2024.1/9更新)
青と黄色のVポイント概要
青と黄色のVポイントの要点をまとめると以下のとおり。
要点①:2024年4月22日からTポイントがVポイントに統合
2024年4月22日から、TポイントがVポイントへ統合され、「青と黄色のVポイント」となります。
ただし、4月20日(土)~4月21日(日)の間は、メンテナンスのため、ポイント残高や交換ができません。
【システムメンテナンス期間(予定)】
2024年4月20日(土)~21日(日)
上記期間中は、ポイントの残高確認や交換手続きをご利用いただけません。【景品交換、ポイント移行のサービス改定および終了日】
三井住友カード公式「「Vポイント」リニューアルおよびサービス改定のお知らせ」より
2024年3月31日(日)まで
要点②:統合後のポイントの表記は「青と黄色のVポイント」
統合前の「Vポイント」と名称を分けるために、Tポイントと統合した後のVポイントは「青と黄色のVポイント」と表記していくようです。
本記事でも2024年から始まる新しいVポイントを「青と黄色のVポイント」と記載しています。
統合過渡期は、「青と黄色のVポイント」と「Vポイント」が混在して迷うかもしれませんね。
要点③:Tカード・モバイルTカードで貯まるポイントは「青と黄色のVポイント」に変わる
2024年4月の統合後も、今までどおり、Tカード・モバイルTカードは、提携店で利用できます。
ただし、貯まるポイントはTポイントではなく「青と黄色のVポイント」。
要点④:三井住友カードで貯まるポイントは「青と黄色のVポイント」に変わる
2024年4月の統合後は、三井住友カードやOlive利用で貯まるポイントは「青と黄色のVポイント」。
これまでの「Vポイント」がどうなるのかわかりませんが、Vポイントベースでの統合なので、扱いはそう変わらないものと思われます。
要点⑤:Tポイント提携店の三井住友カード利用でポイント1.5%~2%還元へ!
今までTポイント提携店では、Tカード提示0.5%+三井住友カード利用0.5%のポイント1%還元が上限でした。
しかし、新たな施策が検討されており、「Tポイント提携店」で「三井住友カード」を利用し、条件を達成すると0.5%~1%のポイント上乗せされ、Vポイント最大2%還元となるようです。
青と黄色のVポイント | Tポイント・Vポイント | |
---|---|---|
Tポイント提携店でTカード提示 | 0.5% | 0.5% |
三井住友カード・Olive決済 | 0.5% | 0.5% |
条件達成上乗せポイント | 0.5%~1.0% | – |
合計 | 1.5%~2.0% | 1.0% |
詳しい条件が公開されたら更新しますね。
要点⑥:既存の「Tポイント」と「Vポイント」は自動移行
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— Tポイント【公式】 (@tpoint) June 14, 2023
2024年 春 START
Tポイントは #青と黄色のVポイント へ
\
【Q】
貯めているTポイントを #青と黄色のVポイント に移行するために必要な手続きはありますか?
【A】
お客様によるお手続きはありません。
今後もみなさまよりお問い合わせの多い質問に、定期的にお答えしていきます。 pic.twitter.com/7beA9PIzD4
Tポイント公式によると、Tポイントは自動的に「青と黄色のVポイント」に移行されるようです。
要点⑦:Tポイント・Vポイントはひとまとめにできる
貯めていた「Tポイント」と「Vポイント」は、2024年春から、ひとまとめにできる予定です。
要点⑧:TポイントとVポイントの1ポイント=青と黄色のVポイントの1ポイント
TポイントとVポイントが、2024年春に青と黄色のVポイントになりますが、TポイントおよびVポイントの1ポイントは、青と黄色のVポイントの1ポイントになります。
要点⑨:有効期限の考え方が変わる(Vポイント利用者向け)
「青と黄色のVポイント」の有効期限は、ポイントの最終変動日(貯める、使う、交換する)から1年間(自動延長)となりました。(Tポイントのルールを適用)
最終変動日は「貯める」か「使う」か「交換する」かで決まります。
例えば、SBI証券のクレカ積立のメインポイントで「青と黄色のVポイント」を選択できれば、事実上、毎月ポイントの有効期限が伸びていくことになります。
要点⑩:VポイントアプリにTポイントサービスが搭載
Vポイントアプリに、Tポイントのバーコード表示などが搭載される予定。
ただし、「青と黄色のVポイント」のおまとめ手続きが必要。
恐らく、VpassアカウントとT会員アカウントを紐づける形になると予想しています。
TポイントとVポイント統合のメリット5つ
TポイントとVポイントが統合されて、我々ユーザーが得られるメリットは次の5つ。
メリット①:全国のTポイント提携約15万店舗で「Vポイント」が貯まる
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— 三井住友カード (@smcc_card) June 13, 2023
㊗新ポイント発表㊗#青と黄色のVポイント
\
青と黄色の #Tポイント と 緑の #Vポイント は、
2024年春より『青と黄色のVポイント』へ。
三井住友カードのご利用はもちろん、
Tポイント提携先でも、モバイルTカードのバーコードを提示すると『Vポイント』が貯まります!✨【先輩】 pic.twitter.com/D2LKkL9t7J
メリット1つ目は、Tポイント提携約15万店舗でVポイントカード(旧Tカード)を提示すると「青と黄色のVポイント」が追加で貯まるようになることです。
特に、三井住友カードでVポイントのみ貯めていた人にとって、ポイント最大7%還元対象のコンビニや飲食店などでしか利用できなかったので、新たに提携店が増えるの嬉しいとことです。
メリット②:ポイント還元率アップ!?
メリット2つ目は、単純にポイント還元率がアップする可能性があることです。
三井住友カードでVポイントを貯めていた人は、Tポイント提携店でVポイントカード(旧Tカード)を提示すると、100円につき1ポイントのVポイントが上乗せされます。
Tポイントを貯めていた人は、三井住友カードを作成して決済すれば、200円につき1ポイントのVポイントが上乗せとなります。
統合後(2024年春以降) | 統合前 | |
---|---|---|
Tポイント提携店でTカード提示 | 1ポイント/200円 | 1ポイント/200円 |
三井住友カード・Olive決済 | 1ポイント/200円 | 1ポイント/200円 |
条件達成上乗せポイント | 0.5%~1.0% | – |
合計 | 1.5%~2.0% | 1.0% |
メリット③:Tカード提示不要でポイントが貯まる「あとたま」
メリット3つ目は、Vポイントカード(旧Tカード)を提示しなくても、明細から「あとたま」申請でポイントが貰えることです。
予定施策画像から察するに、三井住友カードのWeb通帳アプリ「Vpass」アプリから、Tカード提携店の明細の横にある「あとたま」ボタンから申請すれば、”あと”からでもポイントが”たま”るようです。
しかし「あとたま」申請には、簡単な質問に答える必要がある模様。
現時点で具体的な質問内容は分かりませんが、「何を購入したか」とか聞かれるなら月一にまとめて申請は無理かもしれませんね…(ちょっと面倒かも)
メリット④:有効期限が最終利用から1年間
青と黄色のVポイント | Vポイント | Tポイント |
---|---|---|
ポイントの最終変動日 (付与・還元・交換)から1年間 | ポイント獲得月から 2年間 | ポイントの最終変動日 (付与・還元・交換)から1年間 |
メリット4つ目は、青と黄色のVポイントの有効期限が最終利用(付与・還元・交換)から1年間になることです。
Tポイントの有効期限を踏襲した形。
三井住友カードでVポイントを貯めていた人にとっては、Vポイントの有効期限が、付与日から2年間でした。
しかし、最終利用から1年間に変わることで、1ポイントでも青と黄色のVポイントが貯まれば、その貯まった日から1年間後が有効期限になります。
したがって、例えば、SBI証券で投資信託を購入していて、投信マイレージで毎月Vポイントを受け取っている人は、青と黄色のVポイントの有効期限が永続的に1か月ずつ伸びていくことになります。
メリット⑤:Tポイントアプリ・Vポイントアプリそれぞれ相互機能搭載
メリット5つ目は、TポイントアプリとVポイントアプリそれぞれにしかない機能が相互に搭載される予定であることです。
モバイルTカードは、これまでもGooglePay/ApplePayでも表示できていたのでVポイントアプリで表示されたところで、特にメリットが無さそうに見えます。
しかし、施策予定画像にある「ワンオペレーション」を見てみると、ポイントカード提示と決済を同時に実施する、ということでTマネーでの決済と同じではないでしょうか?
とすると、両施策を組み合わせると、Vポイントアプリに「Vポイントカードバーコード」兼「Vポイントアプリ残高決済バーコード」が搭載されることになります。
Vポイントアプリ残高の使い道として、Amazonギフト券購入だけでなく、店舗利用の道が増えていくことになるかもしれませんね。
なお、Tマネーの取り扱いについては公表されていませんので、あくまでぬくぬく個人の予想です。
統合後どうなる? | Vポイントアプリ | Tポイントアプリ |
---|---|---|
モバイルTカード表示 | 当該機能無し | モバイルTカード |
ワンオペレーション? | Vポイントアプリ残高 | Tマネー |
TポイントとVポイント統合のデメリット2つ
TポイントとVポイントが統合されて、我々ユーザーが受けるデメリットは次の2つ。
デメリット①:個人情報の取り扱いに対する不安はぬぐえない
2019年、Tカード会員情報が2012年から裁判所の令状がなくても「捜査関係事項照会書」があれば、捜査当局に提供されていたことが判明し、さらに、当時の規約には明記が無かったことから批判が相次ぎました。
Tポイントを運用していたCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)の個人情報の管理の甘さから、同様の情報が三井住友カード側に流れて悪用されないかの不安はどうしてもぬぐえないことでしょう。
その不安払しょくのためか、青と黄色のVポイントは、「CCC」と「三井住友フィナンシャルグループ・三井住友カード」は資本業務提携した「CCCMKホールディングス株式会社」で運用されるようです。
出資率はCCCが60%、三井住友が40%。
もしまた個人情報トラブルが起きたら「やっぱりCCCはダメだった」として、三井住友SBI経済圏における青と黄色のVポイントの信用は失墜することでしょう。
覚悟して取り組んでもらいたいですね。
あ、ちなみにぬくぬくは迷惑メールが届いている時点で
- 「個人情報は取ろうと思えば取られるもの」
- 「高々一サラリーマンの私の情報など取る価値の無いもの(事実、価値は無い)」
と認識しておりますので、コスパやが良ければ喜んで飛び込んでいきます。
デメリット②:ポイント交換できなくなる&レートが下がる
交換先 | 交換元Tポイント | 交換元Vポイント |
---|---|---|
現金 | – | 1→1 |
Vポイント | – | – |
Tポイント | – | 500→400 |
ANAマイル | 500→250 | 5→3 |
JALマイル | – | – |
PayPayポイント | 1→1 | – |
JRキューポ | 1→1 | – |
WAON POINT | 1→1 | 500→400 |
– | 500→400 | |
– | 500→400 | |
– | 500→400 |
TポイントとVポイントの統合において、主要ポイントの交換ができなくなります。
さいごに:2024年4月22日に拡張されるVポイント経済圏に向けて準備しよう!
2024年4月22日に始まる「青と黄色のVポイント」について、現在分かっている範囲で解説してきました。
正式にサービスが開始されるまで、情報が変わるかもしれませんので、日頃「Tポイント」「Vポイント」を活用している人は最新情報をチェックしておきましょう。
当ブログでも、状況が変われば随時更新していきます。
今から「Vポイント経済圏」で準備しておくことは以下のとおり。
準備①:Tポイント・Vポイントは今までどおり貯めても使ってもOK
Tポイント・Vポイントは、2024年4月22日に、自動的に「青と黄色のVポイント」へ、減衰無し(1ポイントは1ポイントのまま)で移行されるので、今までどおり貯めたり、使ったりしてもOKです。
準備②:Vポイントが貯まる「三井住友カード」「Olive」を準備
青と黄色のVポイントを貯めたり使ったりするなら「三井住友カード」または「Olive」を作っておきましょう。
ただし、青と黄色のVポイントは、今までどおりVポイントカードアプリ(旧Tポイントアプリ)で貯めたり使ったりはできると思われます。
したがって、「三井住友カード」や「Olive」の作成は必須じゃないと思われます。(当然、推奨ではありますが…)
準備③:貯まったVポイントのおススメ使い道を知っておく
貯めた青と黄色のVポイントの使い道を知っておきましょう!
ぬくぬくのイチオシは「Vポイントキャッシュバック」で、1ポイント=1円分で、クレカ利用料に充当する方法です。
準備④:Tポイント・Vポイントの紐づけの案内が来たら忘れずに手続きを
Tポイント公式のTwitterでは、特に手続きは無い、と呟かれていますが、TポイントのT会員IDとVポイントのVpassIDの紐づけたうえで、ポイントの統合が行われるものと思われます。
もし、2024年春になって、紐づけの案内が来たら手続きが必要になるかもしれません。
ただし!
昨今、架空請求メールなど、悪質なメールが多く、個人情報が引っこ抜かれる事件が多発しています。
青と黄色のVポイントの話題性に乗っかって、悪質なメールやSMSが届く可能性があると予測しています。
公式のリンクか、私が人柱になりますので、本記事記載のURLをコピペして登録するかしてくださいね。
Vポイントについて詳しく知りたい方は『Vポイント』を徹底解説!おススメの貯め方・使い方2選!をご覧ください。
三井住友カードを作成するか悩んでいる方は『三井住友カード(NL)』のデメリット4つとメリット9つを解説!をご覧ください。
三井住友経済圏の「Olive」が気になる方は三井住友経済圏の総合金融サービス「Olive(オリーブ)」ってどんなサービス?をご覧ください。
個人的にVポイントの使い道はVポイントキャッシュバック一択です。詳しく知りたい方はVポイント「キャッシュバック」の反映はいつ?やり方は?をご覧ください。
以上、ご参考になれば幸いです。
参考リンク(2024.1/9更新)
(2024.1/9更新)
- 三井住友カード公式
- Tサイト公式
- 三井住友カード公式「「Vポイント」リニューアルおよびサービス改定のお知らせ」
- 三井住友カード「Vポイントリニューアルのご質問」
- 三井住友カード「青と黄色のVポイントカウントダウン祭」
- 三井住友カード「ニュースリリース」
- Tカード「Vポイント祭り」
- prtimes 4月22日に「青と黄色の『Vポイント』」が誕生します!
- Tサイト公式
- 三井住友カード、SMBCグループとCCCグループ 新たなポイントサービス、青と黄色の『Vポイント』を来春より提供開始
- CCC「SMBCグループとCCCグループ 新たなポイントサービス、青と黄色の『Vポイント』を来春より提供開始」
- prtimes「SMBCグループとCCCグループ新たなポイントサービス、青と黄色の『Vポイント』を来春より提供開始」
- CNET Japan「TポイントとVポイント、統合後は「Vポイント」–Tポイントから色を受け継ぐ「青と黄色のVポイント」」
- ポイ探ニュース「Vポイント+Tポイント=青と黄色のVポイント 今までのTポイント・Vポイントとどう変わるの?」
- ヤフーニュース「どうなる新「Vポイント」 名称やデータ連携について聞いてみた」
- マネーの達人「Vポイント・Tポイントが統合で「新Vポイント」に ポイント二重取りも可能、送金・割り勘など新機能も搭載予定」