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【TIPS】邪魔すぎる「F1」キーを無効化する方法

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エクセルや、ファイル名を変更をしようとすると、間違って「F1」キーを押してしまって、邪魔なヘルプが開くことがあると思います。

上のツイートのように、「F1」キーを物理的に無くさなくても、F1キーは「無効化」または「別のキーに変更」できます。

レジストリーを編集する際のご注意
レジストリーはWindowsシステムの非常に重要なファイルです。
レジストリーの編集を誤ると、Windowsが起動しなくなるなど、リカバリー再セットアップを余儀なくされるような事態が発生する恐れがあります。
当サイトでは、レジストリー編集の結果によるいかなる問題に対しても、保証はいたしかねます。
レジストリーはご自身の責任範囲で編集してご使用ください。
レジストリーを編集する際には、あらかじめレジストリーキーを保存しておくことをお勧めいたします。

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【結論】「F1」キーはレジストリ設定で無効化しよう!

レジストリ設定

ログオンユーザーのみ有効の場合「HKEY_CURRENT_USER\Keyboard Layout」に「Scancode Map(バイナリ値)」を追加

Scancode Map(バイナリ値)の設定

「Scancode Map(バイナリ値)」には、「0000000000000000020000000000003B00000000」をセットする。

パソコンに強い人は、上記の画面だけで何をすれば良いのか分かるでしょう。

本設定を実施すると

  • エクセル
  • ワード
  • chrome
  • エクスプローラーなどのwindowsヘルプ

など、全てのアプリで、F1キーを無効化できます。

具体的な設定方法を、詳しく解説していきましょう。

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「F1」キー無効化の設定方法5ステップ

ステップ①:レジストリエディターを開く

まずは、レジストリエディターを開きます。「ファイルを指定して実行」から、または「Windowsメニュー」から開けます。

ファイルを指定して実行から開く

レジストリエディタの開き方(regedit)
レジストリエディタは「windowsキー」+「Rキー」で「regedit」と入力して「Enterキー」を押せば起動します

Windowsメニューから開く

レジストリエディタの開き方(Windowsメニューから)
レジストリエディタは「windowsメニュー」>「Windows管理ツール」>「レジストリエディター」を選択すれば起動します

ステップ②:レジストリを保存

「F1」キー無効化の設定方法5ステップ
念のため、レジストリを「エクスポート」して保存しておきましょう。

レジストリエディタが開いたら「コンピューター」で右クリック>「エクスポート」で、任意の名前を付けて、regファイルを保存します。

ステップ③:「Keyboard Layout」にバイナリ値「Scancode Map」を新規追加

「F1」キー無効化の設定方法5ステップ
Keyboard Layoutで「バイナリ値」を追加
  • ログオンユーザーのみF1キーを無効にするなら、「HKEY_CURRENT_USER\Keyboard Layout」
  • 全ユーザーでF1キーを無効にするなら「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout」

で、右クリックして「新規」>「バイナリ値」を選択します。

「F1」キー無効化の設定方法5ステップ
「Scancode Map」へ名前を変更

「新しい値 #1」が作成されるので「Scancode Map」に名前を変更します。

参考リンクレジストリ値「Scancode Map」仕様

ステップ④:「Scancode Map」のバイナリ値を入力

「Scancode Map」のバイナリ値を手入力していきます。(コピペできないので、手入力するしかありません)

参考までに「F1キーを無効にする」パターンと、「F1キーをF2キーと同じ動きにする」パターンの画像を添付しておきます。

F1キーを無効にするバイナリ値

F1キーを無効にする「Scancode Map」
F1キーを無効にする「Scancode Map」

※違いは、2行目の4つ目が「00(=無効)」

F1キーをF2キーにするバイナリ値

F1キーをF2キーにする「Scancode Map」
F1キーをF2キーにする「Scancode Map」

※違いは、2行目の4つ目が「3C(=F2キー)」

他のキーに割り当てたい場合は「Scancode Mapのマッピング値」にある、2ケタの英数を「3C」の部分と置き換えればOKです。

「Scancode Map」が、以下のとおりになっていれば設定は終わりです。

ユーザーに設定(HKCU)の場合

現ユーザーのみF1キーを設定する場合、HKCUにScancode Mapを追加
現ユーザーのみF1キーを設定する場合、HKCUにScancode Mapを追加

PCに設定(HKLM)の場合

PCごとF1キーを設定する場合、HKLMにScancode Mapを追加
PCごとF1キーを設定する場合、HKLMにScancode Mapを追加

参考リンクキーボード変換表(マッピング表)

ステップ⑤:再起動

「F1」キー無効化の設定方法5ステップ

「Scancode Map」の設定が終わったら、PCを再起動します。(再起動してからでないとF1キーが無効化されません)

任意のアプリで「F1キー」を押してみて、邪魔なヘルプなどが表示されなくなったことを確認しましょう!

かんたんにF1キーを無効化したい人向け(batファイル適用)

かんたんにF1キーを無効化したい人は、次のコードをメモ帳にコピーして、拡張子を「.bat」に変更して実行すれば、OKです。

ぬくぬくのように、F1キーに「別キーを割り当てる」か、「無効化する」かを、簡単に切り替えできるようにしたい人は、活用してみてくださいね。

ログオンユーザーのみに適用する場合

REG ADD "HKEY_CURRENT_USER\Keyboard Layout" /v "Scancode Map" /t REG_BINARY /d 0000000000000000020000003C00003B00000000 /f
pause

上記コードでbatファイルを作成して実行すれば「F1キーをF2キーに割り当て(F2キーはF2キーのまま)」できます。
「3C」の部分を「00」にすればF1キーを無効化できます。

参考リンクREG-ADD

ログオンユーザー問わず適用する場合【要管理者実行】

REG ADD "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout" /v "Scancode Map" /t REG_BINARY /d 0000000000000000020000003C00003B00000000 /f
pause

上記コードでbatファイルを作成して、管理者として実行すれば、お使いのPCにログインするユーザー全てで「F1キーをF2キーに割り当て(F2キーはF2キーのまま)」できます。
「3C」の部分を「00」にすればF1キーを無効化できます。

参考リンクREG-ADD

実行結果画面

かんたんにF1キーを無効化したい人向け(batファイル適用)
「この操作を正しく終了しました」が出ればOKです。

「この操作を正しく終了しました」のメッセージが表示されれば、設定完了ですので、PCを再起動してください。

補足情報

本記事の補足情報は以下のとおり。

レジストリ値「Scancode Map」

Keybord-Layout
Keybord-Layoutに追加する「Scancode Map」
Noデータ内容補足
ヘッダー(バージョン情報)00 00 00 00固定
ヘッダー(フラグ)00 00 00 00固定
ヘッダー(マッピング数)マッピング数+1の値をセット

例)1個のキーを変更する場合
02 00 00 00

2個のキーを変更する場合
03 00 00 00
個々のマッピング例)Scancodesの値「12 34 56 78」の場合
変換後「12 34」←変換前「56 78」
Nullターミネータ00 00 00 00固定
Keybord-Layoutに追加する「Scancode Map」のレイアウト仕様

参考リンクキーボードおよびマウス クラス ドライバーの構成

キーボード変換表

Scancode
(引用)German Layout Scancodesより
キーScancode Mapの値キーScancode Mapの値
Esc01無効00
F13bBackspace0e
F23cTab0f
F33dCapsLock3a
F43eEnter1c
F53fLShift2a
F640RShift36
F741LCtrl1d
F842LAlt38
F943space39
F1044
F1157
F1258
Scancode Mapの値一覧(抜粋)

batファイル(REG ADD)

reg add <keyname> [{/v Valuename | /ve}] [/t datatype] [/s Separator] [/d Data] [/f]
パラメーター説明
<keyname>サブキーまたは追加されるエントリの完全なパスを指定します。
リモート コンピューターを指定するには、\\<computername>\ の一部として
コンピューター名を含めます (\\<computername>\ の形式)。 
\\<computername>\ を省略すると、操作は既定でローカル コンピューターに設定されます。
keyname には有効なルート キーを含める必要があります。

ローカル コンピューターの有効なルート キーは、
HKLMHKCUHKCRHKUHKCC です。

リモート コンピューターが指定された場合、
有効なルート キーは HKLM および HKU です。

レジストリ キー名にスペースが含まれている場合は、そのキー名を引用符で囲みます。
/v <Valuename>追加するレジストリ エントリの名前を指定します。
/ve追加するレジストリ エントリの値が null であることを指定します。
/t <Type>レジストリ エントリの種類を指定します。次のいずれかを指定する必要があります。
・REG_SZ
・REG_MULTI_SZ
・REG_DWORD_BIG_ENDIAN
・REG_DWORDREG_BINARY
・REG_DWORD_LITTLE_ENDIAN
・REG_LINK
・REG_FULL_RESOURCE_DESCRIPTOR
・REG_EXPAND_SZ
/s <Separator>REG_MULTI_SZ データ型を指定し、複数のエントリを列挙する場合、
データの複数のインスタンスを区切るために使用する文字を指定します。
既定の区切り記号は、指定しない場合、 \0します。
/d <Data>新しいレジストリ エントリのデータを指定します。
/f確認を求めずに、レジストリ エントリを追加します。
/?コマンド プロンプトにヘルプを表示します。
microsoft「reg add」より

以上、ご参考になれば幸いです。

雑記
この記事を書いた人
ぬくぬく

家族の終活、介護、相続を1世代早く経験した30代サラリーマン。

【終活・介護・相続】
 ここ5年ほど、祖父の「終活」「介護」「相続」に取り組んできました。
 艱難辛苦した経験を書いています。

【投資・資産運用】
 2019年6月の老後2000万問題から、投資・資産運用を開始。
 家計の見直しで1年間で400万円貯めました!
 「米国ETF」と「全世界投資」でハイブリッド運用中!

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