2022年1月20日に、Googleが無償版G Suiteの終了を予告 5月1日までに有償Google Workspaceにアップグレードをというニュースが出ました。
普段、GmailやスプレッドシートなどのGoogleのサービスを利用している人は、無償版G Suiteの対象では?と危機感を覚えた方も多いのではないでしょうか。
Googleアカウント(~@gmail.com)を個人で利用しているけど影響あるの?
こんなギモンにお答えします。
本記事をご覧の方は
という方が多いのではないでしょうか。
本記事では、2022年5月1日から廃止になる無償版G Suiteの影響について解説します。
ぬくぬくも、gmail、スプレッドシート、Googleカレンダー、アナリティクス、Keep、ドライブなど、利用しているGoogleサービスに影響があるんじゃないかと焦りました。
30秒くらいで、2022年5月1日から廃止になる無償版G Suiteの影響がわかりますので、ご一読いただけますと幸いです。
結論!「Googleアカウント(~@gmail.com)」への影響は無し!
結論から言いますと、個人で利用しているGoogleアカウント(~@gmail.com)は、2022年5月1日の無償版G Suite廃止の影響ありません。
○○@gmail.com (無料版Gmail)は、無償版G Suite ではないので影響をうけません。
Googleアカウントヘルプ「従来の無償版G Suiteのサービス終了の影響について」より
無償版G Suiteを使っているかの確認方法
2022年5月1日から廃止になる無償版G Suiteを使っているかは、かんたんに確認できます。
そもそも無償版G Suiteとは
無償版G Suiteは、独自ドメイン(~@●●.co.jpなど)で、GmailなどのGoogleサービスを利用するプロダクトです。
Googleアカウント(~@gmail.com)では利用できません。
従って、2022年5月に廃止される無償版G Suiteは上記のように、独自ドメインを取得して、無償版G Suiteを契約した方にのみ影響があります。
無償版G Suiteを利用しているか確認する方法
無償版G Suiteを利用しているか確認する方法は、https://admin.google.comにアクセスして「~@[独自ドメイン]」でログインします。
「admin.google.com は Google Workspace アカウントでのみ使用できます。通常の Gmail アカウントでは admin.google.com にログインできません。」という画面が表示された場合、G Suite・Google Workspaceを利用していない、ということになります。
「Googleアカウント」と「無償版G Suite」の違い
Googleアカウント (~@gmail.com) | 無償版G Suite (~@[独自ドメイン]) | Google Workspace Starter (~@[独自ドメイン]) | |
---|---|---|---|
2022年5月廃止の影響 | 無し | 廃止 | 無し |
アカウント | ~@gmail.com | ~@[独自ドメイン] | ~@[独自ドメイン] |
月額料金 (1ユーザーあたり) | 無料 | 無料 | 748円(税込) |
利用可能人数 | 1 | 10 | 300 |
Gmail | 〇 | 〇 | 〇 |
Googleカレンダー | 〇 | 〇 | 〇 |
連絡先 | 〇 | 〇 | 〇 |
GoogleChrome | 〇 | 〇 | 〇 |
Googleフォト | 〇 | 〇 | 〇 |
ドライブ | 15GB | 15GB | 30GB |
ドキュメント | 〇 | 〇 | 〇 |
スプレッドシート | 〇 | 〇 | 〇 |
スライド | 〇 | 〇 | 〇 |
Keep | 〇 | 〇 | 〇 |
Jamboard | 〇 | 〇 | 〇 |
ハングアウト | 〇 | 〇 | 〇 |
GoogleMeet | 〇 | 〇 | 〇 |
フォーム | 〇 | 〇 | 〇 |
サイト | 〇 | 〇 | 〇 |
Googleアナリティクス | 〇 | – | – |
GoogleSearchConsole | 〇 | – | – |
GoogleAdSense | 〇 | – | – |
データポータル | 〇 | – | – |
もし無償版 G Suiteを使っていたら?
従来の無償版 G Suite サブスクリプションを引き続き利用することはできますか?
GoogleWorkspaceヘルプ「従来の無償版 G Suite からのアップグレード」より
いいえ。従来のすべての無償版 G Suite サブスクリプションは、Google Workspace サブスクリプションにアップグレードする必要があります。お客様のニーズに合った Google Workspace エディションにアップグレードすることをおすすめします。2022 年 5 月 1 日までにアップグレードしなかった場合は、おすすめのサブスクリプションに自動でアップグレードされます。
もし、無償版G Suiteを利用していた場合、自動でアップグレードされます。
ただし、2022年7月1日までに、GoogleWorkspaceの支払い情報を設定しないと、一時停止の状態になります。
個人利用の「Googleアカウント(~@gmail.com)」は影響無しで、一安心。
個人で利用しているGoogleアカウント(~@gmail.com)は、2022年5月1日の無償版G Suite廃止の影響がないことが分かって一安心しました。
Googleフォトの容量無制限利用の規約が変わったりなど、良いサービスは代わりがちで、今回も杞憂してしまったのですが、引き続きgmailなどは利用できそうです。
他にも技術的な記事を書いていますので、よろしければご覧ください。