葬儀社との打ち合わせを経て、お通夜・葬儀を迎えます。
お通夜・葬儀当日を迎えたら、家族はどういった動きになるのか、お伝えしていきます。
なお、葬時に関しては、宗派や地域性が大いにある性質のものですので、その点をご高配いただきますようお願い申し上げます。
【死亡時の対応】お通夜・葬儀当日の流れ:3~7日目
1.お通夜 (3~4時間程度)
(1)開始1時間前 お通夜会場へご参集
葬儀社で、お通夜を始める時間はおおむね17:00~19:00の間でしょう。
その一時間前に参集します。
また、家族は以下の内容を確認します。
- 棺や祭壇、供物、盛りかごなどの配置
- 香典返しの実物確認
- 親族の中で、受付をお願いした人は、受付や弔問カードの取り扱い、香典返しのお渡しについての説明を葬儀社担当者から受けます。
(2)開始30分前 住職がお通夜会場入り
大体30分くらい前には、住職が控室に迎えられます。
喪主は、以下の対応を行います。
- 挨拶(本日はよろしくお願いいたします。的な内容)
- お布施、お車代、お食事代を渡す。(お布施は袱紗に包んでおき、そこから開いてお布施袋に触れない形で住職のひざ元に置いてお渡しします)
(3)1時間程度 お通夜
葬儀社司会でお通夜が進んでいきます。
- 経をいただく
- ご焼香
- 喪主挨拶
概ねこのような流れ。
(4)1~2時間 通夜ふるまい(お清め)
ざっくり言うと食事会ですね。
(5)21:00頃 解散
お清めについて、親戚が一堂に会するので、長い方はもっと長いでしょう。
事前に、葬儀社へ「特定の時間で切って!」とお願いしておけば、
「皆様、本日はお疲れ様でした。明日もございますので…」と入ってきてくれます。
2.葬儀・告別式 (3~4時間程度)
(1)告別式開始2時間前 葬儀会場へご参集
家族・納棺式に参列する親戚は、2時間前に集合します。
(2)告別式開始1時間半前 納棺式
15分程度。
これについては、 家族立ち合い無しで 、葬儀社の方で実施いただくことも可能です。
(3)告別式開始30分前 住職がお通夜会場入り
喪主が、前日のお通夜と同じ対応を行います。
- 挨拶(昨日に引き続き、本日もよろしくお願いいたします。的な内容)
- お布施、お車代、お食事代を渡す。(お布施は袱紗に包んでおき、そこから開いてお布施袋に触れない形で住職のひざ元に置いてお渡しします)
(4)告別式 (1時間程度)
葬儀社司会で告別式が進んでいきます。
- 経をいただく
- ご焼香
- 喪主挨拶
- 旅支度(棺を花や持っていってもらいたいものを入れます)
- 出棺準備
(近親者が「位牌」「遺影」「骨壺」「花」を持ちます。)
このような流れ。
(5)出棺
葬儀場から火葬場へ移動します。
喪主+2名くらいは、故人と共にリムジンに乗れます。
3.火葬 (2~3時間程度)
火葬場についたら、息つく間もなく火葬に入ります。
移動先は火葬場担当者のアテンドがあります。
(1)火葬場担当者に埋火葬許可証をお渡し
埋火葬許可証をお渡し・ご確認いただいて、火葬前のご念仏に入っていきます。
(2)火葬前のご念仏
住職がご自分で移動する場合、先に火葬場にいらっしゃいます。
ここで、故人と最後のお別れとなります。
(3)火葬場でのお清め(食事)
火葬が終わるまで1時間程度かかります。
その間、火葬場の待機室にてお清め(食事)となります。
(4)近親者:火葬後お骨の確認
火葬が終わると、喪主および近親者1名程度が、火葬後のお骨を確認します。
(5)収骨(骨を骨壺へ入れる)
お骨の確認が終わったら、親族で骨壺にお骨を入れていきます。
宇都宮では、ふたり一組で箸を持って、お骨ひとつひとつを骨壺へ詰めていきます。
(6) 納骨を行う場合、お寺へ移動
そのまま納骨する場合、お寺へ移動します。
4.納骨式・初七日 (1時間程度)
お寺へ到着したら、本堂に上がります。
(1)納骨式
住職に経を上げていただき、納骨務めをいただきます。
初七日も併せて実施いただくことも可能です。
(2)納骨
事前にお願いしていた石屋さんが墓前で待機されています。
石屋さんに墓石を開けていただき、納骨します。
終わったら、葬儀場へ戻ります。
5.解散
解散は夕方になるでしょう。
まとめ
まとめると、次の流れになります。
1.お通夜 (3~4時間程度)
(1)開始1時間前 お通夜会場へご参集
(2)開始30分前 住職がお通夜会場入り
(3)1時間程度 お通夜
(4)1~2時間 通夜ふるまい(お清め)
(5)21:00頃 解散
2.葬儀・告別式 (3~4時間程度)
(1)告別式開始2時間前 葬儀会場へご参集
(2)告別式開始1時間半前 納棺式
(3)告別式開始30分前 住職がお通夜会場入り
(4)告別式 (1時間程度)
(5)出棺
3.火葬 (2~3時間程度)
(1)火葬場担当者に埋火葬許可証をお渡し
(2)火葬前のご念仏
(3)火葬場でのお清め(食事)
(4) 近親者:火葬後お骨の確認
(5)収骨(骨を骨壺へ入れる)
(6) 納骨を行う場合、お寺へ移動
4.納骨式・初七日 (1時間程度)
(1)納骨式
(2)納骨
5.解散
お疲れ様でした。
今日はお休みください。
明日以降、相続手続きを行っていきますが、どういった動きになるのか気になる方は 【死亡時の対応】7日以内に行う手続き(葬儀後の手続き) をご確認ください。
ご家族が亡くなったときの手続きや流れは身内が死亡したときに家族が行う手続きや流れの12ステップにまとめています。
- 身内が死亡したときに家族が行う手続きや流れの12ステップ
- 【死亡時の対応】危篤状態~死亡確認した後の手続きと流れ(死亡当日:1日目)
- 【死亡時の対応】葬儀までに行う手続きや準備すべきもの(死亡診断書と埋火葬許可証)
- 【死亡時の対応】お通夜・葬儀までの流れ:2日目
- 【死亡時の対応】お通夜・葬儀当日の流れ:3~7日目【本記事】
- 【死亡後の対応】7日以内に行う手続き(葬儀後の手続き)
- 【死亡後の対応】14日以内に行う手続き(葬儀後の対応)
- 自動車の相続手続き方法はどうすれば?必要書類や費用は?【死亡後15日以内】
- 【死亡後の対応】四十九日、納骨までに行う手続きや準備すべきもの
- 【死亡後の対応】四十九日法要、納骨の流れ
- 【死亡後の対応】3か月以内に行う手続き(相続放棄の手続きと必要書類)
- 【死亡後の対応】4か月以内に行う手続き(準確定申告のみ!)
- 【死亡後の対応】10か月以内に行う手続き(相続税の申告)
- 自分で相続登記をオンラインで申請手続きする方法のまとめ【保存版】
コメント